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2005年11月27日 (日)

正月おせちが五十万円也!

 おせちで驚きを一言。

 大丸取り扱いの京都嵐山・吉兆の「お正月おせち二段重」が、【500、000円】で売り出されています。いくら何でもと目を疑い、何度も読み直してみましたが、紛れもなく税込525,000円となっています。

 「天保元年の創業時より日本料理の正道を追及してきた、老舗として永く培ってきた美味と感性をおせちに凝縮いたしました」とあります。カタログに掲載された写真から推測するに2-3人前と思われる料理が重箱に納められています。何度見直しても50万円の代物には見えません。きっと私の目が節穴なのでしょう。もしかしたら器や豪華風呂敷にお金がかかっていて、おせち便乗商法なのかもしれません。きっと宅配便ではなく専用車が指定日時にうやうやしくお届けになるのでしょう。冷凍?とんでもありません。正真正銘の作りたてです。ホッカホッカの湯気が立ち上っています。

 世の世間相場が2万円から3万円といわれていることからすれば、信じがたいと感じるのは私だけでしょうか。平均相場の15倍の値段となります。車でも高級国産車で、850万円程度ですから平均価格帯の3倍くらいなものです。すごい倍率でただ驚くばかりです。世の中には本当に特異(お金持ち)な人がいるものですね。

 人とは違ったモノを得たいということでしょうが・・・。おせちを他人様へ贈るという習慣がない日本で、企業がお歳暮の延長線で贈答するとは考え難いことから、どんな人が買い求めるのでしょう。リーガロイヤルホテルのフランス料理・シャンボールディナーが2万五千円、帝国ホテルの日本料理・なだ万ディナーが1万円と比べなんと割高なことかと思います。私なら家内と三が日、正月特選ディナーのホテルめぐりをしますけれどね。貧乏人の僻みでしょうか。

 それにしてもビックリしました。【了】

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2005年11月26日 (土)

再雇用年齢引き上げに思う

 高齢者雇用安定法の改定で、来春には65歳までの雇用延長が企業側に義務付けられることから、大手企業を中心に定年退職者を再雇用する動きが拡大しょうとしています。食品業界では、キリン・サントリー・カゴメなどが雇用延長制度化に向け準備中です。企業側の目論見と労働者側の希望とがあいまって、再雇用年齢引き上げが本格化しそうです。

 企業側は、団塊世代が大量定年を迎えることから、「技術の伝承や労働力の確保」といった観点から定年退職者の継続雇用に積極的であり、労働者側にあっても「厚生年金支給年齢の引き上げや就労意欲の高まり」が雇用の継続希望につながっています。少子化の弊害は社会経済活動の足かせとなって、今後更に深刻な問題になることが予想される中、的を得た制度といえ高く評価したいと思います。

 ただ再雇用後の雇用条件を見てみると、契約社員扱いで年収250万円から360万円程度と、厚生年金の比例報酬部分が60歳から支給される事を念頭に置いた給与ベースではないかと勘ぐりたくなります。厚生年金制度が崩壊の憂き目にあうかもしれない現在、現役で充分働ける人を、「はい今日で定年、明日からは契約社員で給料は半分。不足分は厚生年金でどうぞ」という図式の制度化にはいささか疑問を禁じえません。国も指摘しているように、能力もあり気力もある充分働ける人には働いてもらい、厚生年金も社会保険も支払い続けていただければ厚生年金や健康保険の財政救済の大きなインパクトになります。能力のある人にはもっと給与水準を引き上げ、その労に報いる事が必要ではないでしょうか。

 ところで再雇用延長を論じる上で忘れてはいけないのが、【現在再就職を希望している中高年者の再雇用問題】ではないでしょうか。これから退職される人ではなく、既に退職し再就職を希望している55歳から60歳の方々の雇用促進を企業側に再検討していただきたいと思います。バブル崩壊による企業倒産や業務縮小によって退職されたこれらの方々の再雇用策を再雇用延長と同一線上で論議し、有能な方々の再就職への門戸を広げていただきたいものです。

 人材銀行やハローワーク求人の中に、年齢不問という求人が増えてきました。官の指導によって行われていますが、実態は違っています。企業の人事担当者とお会いする機会が多い仕事柄、本音は「建前年齢」が跋扈しています。年齢を伝えただけで「お断り」の多い事甚だしいのが現実です。

 企業の即戦力となる有能な中高年を面接によってじっくり見定めて欲しいと思います。少なくとも書類上(年齢)だけで応募者を振り落として欲しくないものです。企業採用担当者の再考を求めたいと思います。【了】

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2005年11月23日 (水)

JR東神奈川駅

 東神奈川駅で毎日繰り返される横浜線での出来事。

東神奈川駅折り返し八王子方面行き電車が発車して間もなく、車内アナウンスが流れる。

「京浜東北線からのお客さま、お急ぎの乗り換えありがとうございました」

思わず耳を疑った。別の言い方をすれば

「京浜東北線からのお客さま、飛び乗り乗車いただきましてありがとうございました」となる。

 普段、あれほど「飛び乗り乗車は危険ですからおやめください」と声を嗄らしている駅員のアナウンスは一体何なんでしょうかね?JR東神奈川駅は、横浜線が接続しており新横浜や八王子方面へのお客さんで朝夕結構な込み具合である。どちらかが遅れるとホームに人があふれる事も日常茶飯事。

夕刻の3番線、八王子行。定刻通りに発車しないことが多い。発車のチャイムが繰り返される。チャイムは、普通一回のはず。発車のチャイムがなっているところに隣の4番線に大宮行京浜東北線が滑り込み、横浜線への乗客が反対ホームにダッシュ。件の車内アナウンスが流れると言う具合。

 なんかおかしいなあ。何故定刻に発車しないのかな?温情な車掌さんなんでしょうね。京浜東北線に比べ、待ち時間が長い横浜線。この電車に乗せてあげようと思うんでしょうね!いつもこの繰り返し。事故が起きたら誰が責任をとるのでしょうか?!電車は、定刻発車が大原則。東神奈川駅長さん、いかがなものか。【了】

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2005年11月19日 (土)

DPC導入促進に期待

 1986年製薬会社に勤務時代、日本臨床検査自動化学会で発表した「新しいコンセプト(DRG)による高性能生化学自動分析システム-スペクトラム-」の講演で、聴講者の冷ややかな視線を思い起こします。

 今日、医療費抑制策の一環として、包括評価制度(DPC:Diagnosis Procedure Combination)が声高に叫ばれていることを考えると隔世の感があります。当時は未だ、老人医療費の適正化を図るため包括払いが実施された位で、臨床検査数は上昇の一途を辿っていた時代ですから無理もありません。ましてや疾患別患者分類(DRG:Diagnosis Related Group)による臨床検査自動化システムなどという言葉は耳慣れず、遠いアメリカのこととして受け止められた様です。

 発表の3年ほど前に考え出された、アメリカでのDRGによる医療費抑制策の新たな取り組みの視察と最新機器導入を目的に渡米したおり、ニューポートの病院で垣間見た米国事情にいたく関心したものです。

 現在、DRG/PPSから日本版DPCの導入拡大に動いています。報道によれば、現在、DPCを導入しているのは、東大医学部付属病院や京大医学付属病院など大規模で高度な医療を提供できる82病院で、新たに62病院が追加されるとのことです。

 DPC導入の背景には、現行の出来高払い方式による薬代や検査費が診療報酬積み上げに深く関わっているとして無駄な検査及び投薬を抑制しようとする狙いがあります。日本版DPCはDRGと意図することが若干異なりますが、医療費抑制策に変わりありません。厚生労働省の思惑とは別に、日本医師会や各種団体が総論賛成各論反対の立場をとっています。

 今までにも度々指摘のあった、医療費抑制のための薬と検査の削減はどうしても避けて通れないものと思います。大学病院の中央検査部は、昔プロフィットセンターと呼ばれ、利益を稼ぎ出す場所でした。検査すればするほど儲かったわけで、利益をあげるための投資がどこの病院でも積極的に行われました。また、薬漬けとはよくいったもので、両手に一杯の薬を患者は嬉々として受け取り、医者も投薬量を増やす事で病院経営に多大な寄与をしてきました。また製薬会社もこの恩恵を受けました。このツケが膨大な医療費となって、財政を圧迫しているわけです。ことは単純ではありませんが、少なくとも診療報酬の中で薬と検査は大きなウエイトを占めている事は確かです。 

 医師会のいう①新しい高度技術の保険診療導入が阻害される②個々の医療ニーズに適切に対応できない③患者選択の危険性があるなど危惧される事は多々あります。事は人の命に関する事であり慎重の上にも慎重を期するという判断のようです。

 一方、国民皆保険外に初期診療一部有料化案も浮上しています。これは、初診時、一定の金額(500円から1000円程度)を診療報酬とは別に患者負担してもらおうというものです。これにも日本医師会は、国民皆保険の趣旨に反するとして異論を唱えています。高齢化が進み、どんどん財政は逼迫してきます。ゆっくり慎重にと時間をかけて議論している内に最後は、患者負担とならないことを望みます。

 医療費抑制は可及的速やかに行わなくてはなりません。このまま推移すれば皆保険制度は崩壊するでしょう。薬と検査の適正化は何が何でも実施されるべきです。病院検査部や薬剤部はこの際、コストカッターに徹するべきです。この延長線上にあるのが日本版DPCです。できることからやる、できるものはやる。日本人は石橋を叩いてから渡るそうですが、フランス人は走りながら考えるそうです。霞ヶ関で議論しているうちに、にっちもさっちも行かなくなったら誰が責任をとるのでしょうか。問題を将来に先送りしているだけと感じるのは私だけでしょうか。「時間が無い」これが実感です。

 患者サイドにも心がける点がいくつかあります。検査ねだりや薬ねだりはもっての外です。慢性疾患病は別にして、単に安心のための服薬は止めましょう。また予防医学にもっと関心を持つべきであり投資すべきと思います。定期検診はもとより、普段の健康管理に気を使うと同時に健康管理維持のため投資すべきです。Fee for ServiceからPay for serviceへ意識変革することが必要です。【了】

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