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2006年11月25日 (土)

大学の合併がいよいよ本格化

 新聞報道によれば、慶応義塾大学と共立薬科大学が学校法人同士の合併に向け協議に入ることで合意したと伝えられています。構想では、早ければ平成20年4月から慶応大学に薬学部と大学院薬学研究科を新設することになりそうです。共立薬科大学は、1930年に設立された単科大学で、名門総合大学である慶応大学との合併は渡りに船ではないかと思われます。何故なら共立薬科大学は、現場実習を行なう病院を持たず、新たに始まった薬学部6年生により義務付けられた実習先の確保に躍起となっていたことが合併の背景あるものと思われます。慶応義塾大学は付属病院を有し、実習先が確保できることになります。慶応義塾大学としても、薬学部及び大学院の併設は大いに魅力のある点です。この合併が順調に進めば、双方にとって大きなメリットが見込め、慶応義塾大学は総合大学としてますます不動の地位を築くことになるでしょう。

 私学の経営危機が叫ばれる中、この合併は今後の私学のあり方に一石を投じる快挙と言えるのではないかと思います。特に、学生の定員割れで経営再建に取り組む他の大学経営者には是非見習って欲しいものです。単に再生のための資金援助や助力を外部に期待するだけではなく、合併・提携などを積極的に模索し、再生の方策を考えることが必要です。大学だから、教育機関だからといって甘えず、経営者として手腕を発揮して欲しいものです。勿論合併には様々な問題や課題が横たわっていることでしょう。面子や私欲にとらわれず、建学の理念を貫き、在校生を守るためにも大学の体力に合った他大学との合併を真剣に検討する時期にきたのではないでしょうか。【了】

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