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2008年5月30日 (金)

コントラバス奏者に聞く藤沢市民交響楽団の魅力

 5月25日(日)、藤沢市民会館大ホールで藤沢市民交響楽団(通称「藤響」)第100回目の定期演奏会が開かれました。時折雨が激しく降るあいにくの天気でしたが、藤沢市民オペラ・トゥーランドットのオケ歴を持つ楽団とあって、定員1380名の会場はほぼ満席の状態で、開演1時間前から良い席を求めるフアンで長蛇の列となりました。

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100回目の演奏曲目は、次の通りでした。

曲目 ブリス:ロンドン市長のためのファンファーレ
    モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」序曲
            交響曲第39番
    ホルスト/組曲「惑星」

指揮者に現田茂夫氏を迎えて、記念に相応しい曲目が演奏されました。特に組曲「惑星」は聞き応えのある1曲で、聴衆から盛んな拍手を浴びました。終演後、鳴り止まぬ拍手に何度も指揮者が登壇、その声援に応えていました。

神奈川県には23のアマチュアのオーケストラがありますが、100回の定期演奏会を迎える楽団はそう多くありません。藤響の第1回定期演奏会は、今から48年前の1960年6月19日(日)湘南高校体育館で行われたそうです。曲目は、ロッシーニ/歌劇「セビリアの理髪師」序曲ほかで、指揮者に藤沢歌劇団常任指揮者として活躍された、福永陽一郎を迎えています。福永陽一郎氏は藤響の創立指揮者で、以後1990年に逝去されるまでアマチュア音楽活動の育成に貢献されました。

1960年(昭和35年)といえば、安保闘争で国が揺れ動き、池田勇人首相が所得倍増計画を発表した年です。この頃、演奏会でクラシックを奏でていた団員はどんな思いだったのでしょうか。今日の隆盛を夢見ていたのかもしれません。

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長い歴史と団員約100余名を擁する藤響の定期演奏会には、地元市民のみならず県外からもたくさんのファンがつめかけます。財団法人藤沢市芸術文化振興財団の後押しもあって、質の高い交響楽団として市民から愛されています。

(藤沢市民交響楽団ホームページ http://orchestra.musicinfo.co.jp/~fujikyo/index.html

コントラバス奏者として活躍する 相川氏に「藤響の魅力」をうかがいました。

(注記:コントラバスはバイオリンを大きくした形をし、人の丈ほどもある弦楽器です)

氏は大学オケでコントラバスに親しみ、会社勤めの傍ら東京のアマチュアオーケストラで活動後、数年のブランクを経て藤響に入団。現在に至るまで定演の出演回数は60回を超える計算になるそうです。

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-100回目を迎えられた感想から

市民組織の交響楽団としてここまで続けてこられたのは、家族や友人の理解と応援、指揮者をはじめとした一流の指導者に恵まれ、回を重ねることにレベルアップしてきた結果ではないかと団員のひとりとしても嬉しく感じています。

-楽団に参加された動機はなんでしたか

仕事と子育てでオーケストラ活動を休止していた時に、藤響団員の先輩から誘われ、地元でならより参加しやすいと考えたのが動機です。

-定期演奏会へはいつごろから参加されていますか

1979年、第38回定期演奏会からだと記憶しています。すでに団員数も楽器も充実しつつありました。演奏会場も1968年に落成した現在の市民会館大ホールで、恵まれていました。

-神奈川県には多くの市民楽団があります。藤響の魅力はなんですか。

創立指揮者である福永先生により1973年からスタートした藤沢市民オペラは、2-3年ごとに開催され定着しました。オーケストラピットの経験を持ったアマチュアオーケストラは大変貴重だと思います。超一流の指揮者を迎えることができる原点であると思っています。一流の指揮者による演奏を気取らずに身近な市民レベルでお届けできることが最大の特長ではないでしょうか。また一流の指揮者に応えられるだけの力量と団員の物怖じしない雰囲気が新たな曲に挑戦する礎になっている気がします。

-いままでで一番強く印象に残っている演奏は?

若杉 弘指揮による第九(ベートーベン)やオペラのトゥーランドット(プッチーニ)そしてリレンツイ・最後の護民官(ワグナー)等で、指揮者の意図に合ったオーケストラの音作りに参加できたことが強く印象に残っています。

-普段の練習はどうされていますか

全体練習は毎週土曜日午後7時から9時30分です。全体練習の時に足を引っ張らない様、家での個人練習は必要ですが、なかなか思うように時間がとれないのが現実です。

-いつも苦労されていることはなんですか?

演奏会に向けて序々に本番モードに入るわけですが、そのスケジュールに自分のスキルを合わせていかなくてはいけないということでしょうか。

-藤響のめざすものをお聞かせ下さい

藤響は「音楽の総合芸術」を実践参加してきました。交響曲はもちろん、オペラ、合唱など幅広い音楽領域で、市民の皆さんと一緒に、贅沢に楽しみ続けることができればと考えています。

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「クラシック音楽を市民のものに」という趣旨から、藤沢市民会館の入場料は1000円で自由席です。記者もファンのひとりとして藤響が奏でる名曲に感動し、癒しのひと時を感じています。第一バイオリンと第二バイオリンのかけあいなどは会場でしか聞くことができません。いつまでも市民に愛される交響楽団であって欲しいと思います。

藤響に限らず、アマチュアオーケストラの演奏会が各地で開催されています。あなたも、クラシックの世界に誘いませんか。【了】

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2008年5月24日 (土)

ついに治療費不払い患者を提訴へ(神奈川県の公立病院が強行手段)

神奈川県厚木市が、市立病院を受診した患者のうち「治療費を滞納」する7人に支払いを求める訴えを6月中にも起こすと発表しました。60万円以下を対象とする少額訴訟で、県内の自治体病院では初めて、強攻策に打って出ることになります。

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1)病院経営を圧迫する治療費の不払い

厚木市が21日、市立病院の治療費未払い患者7人を「正当な理由がなく、支払いを拒む悪質滞納者」として裁判所に提訴することを決めたと地元紙(神奈川新聞5/22付)が報じています。度重なる督促にも、現地調査でも「未払いの正当な理由が見出せず」ついに強行措置になったものです。

今回の対象は、03年度から06年度までの20代から50代までの男女で、ひとり平均約38万円。文書督促や病院担当者の自宅訪問などで30回以上の「支払いのお願い」に応じなかったもので、訪問時には家屋の状況や資産を確認し、支払い可能と判断された7人です。提訴の警告をしたにもかかわらず回答がなかった「故意と思われる未払い者」に限定しているとのことです。

県内公立23病院の治療費未収金(1年以上未払い)は、2007年3月末時点で約14億円にものぼり、病院経営の根幹を揺るがす事態になっています。治療費未払いは、年々増加する傾向にあり、厚木市立病院の未収金総額は約8700万円、案件数では2349件と他の公立病院に比べ、より深刻になっています。

2)逃げ得を許してはならない

経営への打撃に加え、支払い者との不公平感も大きな問題となります。厚木市の場合、赤字の穴埋めに税金が使われています。市が病院に13億円もの負担金を拠出しており、市民に重くのしかかっていることを忘れてはなりません。逃げ得が横行し、そのツケをすべて善良な市民が負担することになれば黙ってはいられないと思います。

1)母親が、治療費明細を見るや否や「叔母だ」と言い出して支払いを拒む

2)治療を受けた病院に嘘の連絡先を教え、請求から逃れる

3)受給した出産一時金を「生活費に使ってしまった」と言い、出産費用を払わない

4)患者の遺族が「故人は払ったと言っていた」と言い張る

5)治療を終えるや清算窓口からいなくなる

等悪質なケースがここ数年多発しています。このため、民間の債権回収会社への徴収委託を検討しているところもあります。モラルの低下だけでは片付けられない、医療費の不払いには断固たる手段を講ずるべき時です。

これまで泣き寝入りしてきた病院が、ついに行動に出た意義は高いと思います。

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2008年5月22日 (木)

湘南でパティシエの競演(おいしそう!綺麗!でも見るだけ)

5月20日~21日の両日、神奈川県の洋菓子職人(パティシエ)の祭典「神奈川県洋菓子協会作品展」が藤沢産業センターで開催されました。開催地となった藤沢は、湘南エリアに位置し、江ノ島への観光拠点としても知られています。

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見るからにおいしそうな洋菓子、つい手を出したくなりそう!

会場に入ると「触らないで下さい。しっかりと鑑賞して下さい!」と係員が声を嗄らしています。思わず手を出しそうになるのでやむを得ません。

パティシエの技術向上や県民に広く紹介することなどが目的で、今年で8回目の開催です。出品数188点、6部門で職人の腕を競いました。どれもこれも職人の精魂込めたできばえで、素人の記者には甲乙つけがたい作品ばかりでした。クリスマスをテーマに人形などを飾ったケーキに見入る人や、1ミリにも満たないクリームの線で描かれた作品などをカメラに収める人などで終日ごった返していました。

日本洋菓子協会会長賞は、ら・ふらんす(相模原市)の石田達也氏とベルグの4月(横浜市)の江森宏之氏が受賞しました。

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一般の見学者に混じって、プロの職人芸を見ようとパティシエの卵達(専門学校の学生さん)も多数押しかけました。ひとつひとつの力作に歓声を上げながら鑑賞していました。

専門学校生の一人(女性)にお話を伺うと

記者「どんな思いで参加されたのでしょうか」

学生「学校の授業と違って、普段目にすることのないプロの作品を見たくて来ました」

記者「ご覧になられていかがですか?」

学生「特に会長賞の作品には感動しました。非常に繊細で全体のバランス感覚と同時に、見て楽しめ食べたくなる作品に魅せられました。一流のプロの作品を一堂に介してあるのも魅力です」

記者「参考になることがありましたか」

学生「たくさん、あり過ぎです」

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感動の様子がこちらまで伝わってきました。人気の仕事ランキング30に入る洋菓子職人、立派なパティシエになることを期待したいと思います。

つかの間の洋菓子の祭典を堪能するとともに、神奈川のパティシエが世界を舞台にどんどん活躍して欲しいと感じた作品展でした。【了】

社団法人 日本洋菓子協会連合会

http://www.gateaux.or.jp/c/introduction/03-kanagawa.html

人気の仕事ランキング30

http://toranet.yahoo.co.jp/t/r/T1ZZ110s.jsp?hp=%2Fsoken%2Ftrend-job-1.html

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2008年5月18日 (日)

ビール発祥の地が横浜?(横浜ことはじめ)

横浜は来年(2009年)、開港150周年を迎えます。「横浜ことはじめ」を紐解くと、横浜発がなんと多いことかと驚かされます。

1859年に開港後、横浜には欧米の新しい文化が短期間におしよせました。次の3つは誰もがよく知るところだと思います。

(1)鉄道:明治5年9月 横浜~新橋間で営業開始
(2)ガス灯:明治5年9月 最初のガス等に点灯
(3)水道:明示20年 近代水道として配水

この他にもアイスクリーム、食肉、牛乳そしてパンなど、横浜から全国に広まったものや文化は多岐にわたります。

http://www.kaikou.city.yokohama.jp/q-a/kotohajime.html

ビールが横浜発であることをご存知でしようか?

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感覚的には札幌や神戸等をイメージする人もいるでしょう。いつも車窓から見えるビール発祥の地に出かけてみました。

1872年(明治5年)米国人ウィリアム・コープランドが横浜市山の手にある「天沼」(現在の北方小学校付近)でビールに適した湧水を見つけ、「スプリングバレーブルワリー」という醸造所を作ったのが始まりです。その跡地にキリンビールの前身であるジャパン・ブルワリーが創業しました。

1926年、現在地の横浜市鶴見区生麦に横浜工場が移されました。構内にあるキリン横浜ビアビレッジでは、ビール製造工程の見学や試飲、そして構内レストランでつくりたてビアパーティー等を体験することができます。京浜急行線「生麦駅」より徒歩10分(またはJR「新子安駅」徒歩20分)の産業道路沿いにあり、車が便利です。今回は、ビールを飲むということもあって電車ででかけました。

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着いてすぐ、ブルワリーツアーに参加しました。約40分ほどで、ビールの製造工程(原料、仕込み、発酵・貯蔵、ろ過、パッケージング)をガイドさんが案内してくれます。見学コース内には、映像や展示物を駆使して、見学者に分かりやすい工夫がされています。説明では、缶ビールが全体の7割を占めるそうで、瓶ビールは年々少なくなっているとのお話でした。ツアーの最後にでた、つくりたてのグラスビールのおいしかったこと!お代わり1杯つきでしたが、残念ながらほんのお口汚し程度、やむなく火がついた胃袋を静めるべく、レストランへ向かいました。

敷地内にあるパブブルワリーは、明治初期のビール醸造所をイメージして建てられた、赤レンガの建物です。パブとミニブルワリー(小規模醸造所)が一体化したハイカラなスペースで、入り口に古い醸造設備の展示があり、パブからは実際に稼動している小型のビール醸造設備をガラス越しに見ることができます。高い天井の内部は開放的でゆったり寛げます。ここでしか飲めない地ビールとリブステーキのコンビネーションは絶妙で、至福のひと時を過ごしました。

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ビール製造工程の見学とレストランでの食事にすっかり満足し、ほろ酔い加減で帰途に着きました。横浜のことはじめに皆さんもお出かけになりませんか。【了】

横浜ビアビレッジ:

http://www.kirin.co.jp/about/brewery/factory/yoko/index.html

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2008年5月10日 (土)

国立病院はどこまで国策医療を担えるのか(国立病院機構南横浜病院が閉鎖へ)

 国立病院機構が4月25日付で南横浜病院の廃止を公告しました。

http://www.hosp.go.jp/news/detail.13.4892.html

 神奈川県内に2つある結核医療の拠点病院のひとつ、南横浜病院が今年12月1日をもって廃止となります。国立病院機構組織となって始めての病院廃止措置で、今後この余波が他府県に及ぶものと思われます。理由は、「収支状況が極めて悪化、今後相当の経営改善を行うとしても収支改善の見通しが立たず、債務(約22億円)の返済もできないため」だそうです。

赤字病院を放置できないための措置としては、至極当然と考えるのが一般的な見方であり自然な流れです。病院たりとも経済効率から逃れられないことを象徴する出来事です。「病棟の縮小や赤字経営の問題である程度は予想していたが残念」(CBニュース)と病院勤務者の間では今回の事態を冷静に受け止めているようです。しかし患者さんや家族にとってみれば重大な問題です。

では今後、国立病院の行く末はどうなるのでしょうか。

国立病院というと何となく安心感があって、身近で頼れる存在です。また国民の難病対策などで、その存在感はピカ一でしょう。その国立病院の行く末が気になります。全国の機構管轄143国立病院の経営状態はどのようになっているのか調査したところ驚きの結果でした。

結果から、いくつかの疑問が浮かび上がってきました。

1)赤字病院の廃止基準を明確にすべきではないのか

平成18年度の財務諸表をみると所轄病院143の多くが赤字経営となっています。

指標のひとつ、損益計算書をみると一目瞭然で、そのいくつかを示します(単位:百万円)

札幌南病院 経常収益 1866 経常費用 2421 △554 

盛岡 病院 経常収益 1952 経常費用 2294 △341

福島 病院 経常収益 3217 経常費用 3658 △441

千葉東病院 経常収益 6006 経常費用 6368 △361 

東京 病院 経常収益 6965 経常費用 7328 △363

(独立行政法人国立病院機構調べ・端数処理)

数字が示すように、国立病院の大半は赤字経営であり、財務改善を早急に行わなくてはならない状態です。一方、国民や市民の最低限の医療は守られるべきとの観点から、公的病院(国・地方共に)を単純に赤字だからというだけで廃止するわけにはいきません。

南横浜病院の廃止にあたって明確な廃止基準が示されていないのはどうしてでしょうか。数値化したものが見えていません。機構内部で激論の末のことでしょうが、所轄する機構は、廃止するに際して誰もが納得する明確な基準を国民に示すべきではないでしょうか。   

2)不採算医療はどうするのか

結核は民間医療機関では取り組みにくい不採算医療と言われています。また、日本の結核罹患率は諸外国に比べ高く、若年層にも依然広がりをみせています。諸因を考えた時、他の疾患に比べ患者が少ないからといってその受け皿を廃止してしまうことは少なからず問題です。

南横浜病院は結核医療病院で、廃止に伴う措置として県内にあるもうひとつの結核医療施設神奈川病院で受け入れるとしていますが、その神奈川病院も赤字経営です。この先、患者さんは本当に守られるのでしょうか。

3)国立病院機構の役割とはなにか

国立病院機構法の第三条(機構の目的)には次のように記されています。

独立行政法人国立病院機構(以下「機構」という。)は、医療の提供、医療に関する調査及び研究並びに技術者の研修等の業務を行うことにより、国民の健康に重大な影響のある疾病に関する医療その他の医療であって、国の医療政策として機構が担うべきものの向上を図り、もって公衆衛生の向上及び増進に寄与することを目的とする。

「国の医療政策として機構が担うべきものの向上」を謳っています。結核などの疾患においては国策として取り組むべきものです。どこまでその役割を担ってくれるのでしょうか。

効率経営を大原則とすることは勿論、国民の医療政策を担うことが国立病院機構の大切な役割であることを忘れないで欲しいと思います。それだけ難しい舵取りが機構には求められています。【了】

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2008年5月 5日 (月)

日産スタジアムで小学生のオリンピック!?

5月5日こどもの日、日産スタジアムは時ならぬチビッコ達の声援に包まれました。今年で30回目となる、小学生のためのオリンピック「チビリンピック2008」が開催されました。

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この催しは日刊スポーツ新聞社・(財)横浜市体育協会主催、JA全農が協賛する「元気いっぱいが金メダル」をキャッチフレーズに毎年開催しているものです。

全国から元気いっぱいの小学生とその関係者約2万5000人が参加、トラック競技(親子マラソン、400mリレー、100m走など)や卓球競技そして小学生8人制サッカー全国決勝大会などで爽やかな汗を流しました。

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スペシャルゲストには、常連となった高橋尚子・アニマル浜口に加え、ラモス瑠偉・舞の海・宮崎大輔・本橋麻里などスポーツ界の覇者達が名を連ね、一生懸命走る小学生に盛んに応援を送っていました。中でもアニマル浜口氏が「気合だ!気合だ!気合だ!」を連呼し、集まった小学生に激を入れる姿は圧巻でした。きっと気合をもらって競技に参加したことでしょう。

トラック競技の親子マラソンの1・2年生部門では、お父さんが子供を置き去りに全力疾走するなどのハプニングがあり、観客から失笑を受ける場面もありました。走り終えた子供達の笑顔が印象的でした。

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日産スタジアムが横浜F・マリノスのホームグラウンということもあって、横浜の熱心なサッカーフアンが押しかけ、大人顔負けの応援合戦が繰り広げられました。午後1時15分に決勝がキックオフ、小学生とは思えない技の連続に観客は拍手と声援を送り続けました。全国9つの代表で争われた8人制サッカーは、関東代表の柏イーグルスが強豪北海道代表SSS札幌を3:2で破り初優勝を飾りました。

近い将来、参加した小学生の中からりっぱな選手が輩出されるかも知れません。その成長を心から念じたいと思います。こどもの日にふさわしいチビリンピック2008でした。【了】

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2008年5月 4日 (日)

後部シートの家族を守ろう!間もなく着用が義務化されます

 家族ドライブの時、前は危険だからとお子さんを後部座席に座らせるお父さん方が多いと思います。その際、お子さんにシートベルトの着用を促していますか?多くの人が後部座席は前より安全だからと自由にさせているのではないでしょうか。

 町中で自分だけシートベルトを締めて、赤ちゃんや小さなお子さんを膝の上にして運転している方をたまに見かけます。エアバックは運転手を守るために装着されていますが膝の上の子供まで想定していません。極めて危険な行為であり、規則違反以前の問題です。子供が前にしろ後部にしろ、急ブレーキ急ハンドルをかけなければいけないもしもの時、瞬間的にその危険回避に動きますからお子さんへの防御は二の次になります。運転手は助かってもお子さんが悲劇にあうことがあります。

間もなく、車に乗ったら全員シートベルトを着ける時代になります。

後部座席シートベルト着用を義務付ける改定道交法がこの6月1日から施行されます。高速道路で違反した場合は、運転手に1点の反則切符が切られます。未だ一般道では義務化のみで罰則はありません。遠からず罰則規定が設けられるものと思います。

自動車事故対策機構の実験では、後部座席でシートベルトを着用していない場合、前の席にいる人を巻き込む危険性が、着用時の50倍以上にもなるということです。道路に投げ出されて死亡といったニュースを時々聞きます。高速道路ではそのリスクが何倍も増し危険です。行楽シーズン真っ盛り、後部座席のお子さんや家族に座席シートを付ける様一声かけてはいかがでしょうか。【了】

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2008年5月 3日 (土)

小田原で戦国絵巻を再現(小田原北條五代祭り)

 毎年5月3日に行われる小田原市最大の観光イベント、「小田原北條五代祭り」が今年も盛大に開催されました。

朝から小雨降るあいにくの空模様でしたが、昼過ぎにはその雨もあがり木漏れ日の中、勇壮な一大パレードが繰り広げられました。パレードを一目見ようと沿道につめかけた観光客はおよそ16万人、小田原市の人口19万人あまりに匹敵する観光客で賑わいました。

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出陣式の行われた二の丸広場では、北條太鼓による武者寄せ太鼓・鉄砲衆による軍神勧進の砲・出陣太鼓などの儀式が行われ、名物の鉄砲衆による軍神勧進の砲から放たれる轟音に集まった客は思わず耳を塞ぎ、恐る恐る見入る姿があちこちで見られました。

学橋前の広場には、武者隊パレードを写真に収めようとするカメラマンで混雑しました。

パレードは、小田原城二の丸広場を基点として、学橋~お堀端通り~大官町通り~高梨町通り~青物町通り~国際通り~大工町通り~銀座通り~錦通り~お堀端通りへ抜ける約2.5kmを練り歩きました。

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武者行列(武者隊・騎馬隊・鉄砲隊)を中心に市内の中学校の吹奏楽部、バトンチームなどの音楽隊や、小田原ちょうちん踊り、御輿などのまち衆隊を加えた約2000名で構成され、そのスケールの大きさと往時を偲ぶ華麗な一大絵巻に沿道の人々はすっかり魅了されたようでした。

また、城南入り口にある藤も見ごろを向かえ、藤棚のベンチではパレードを見る前のひと時を昼食をとりながら鑑賞する風景が見られました。

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小田原北條五大祭りが終わると、関東地方は間もなく梅雨の時期を迎えます。【了】

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医療に成果主義はなじむのか(見せ掛けの基準に騙されてはいけない!)

リハビリの医療現場に成果主義が導入されました。

診療報酬に初めて「成果主義」が導入されるということで話題になっているのが「回復期リハビリテーション入院料」です。

医療の世界で成果主義?と懐疑的な見方をする方も多いと思います。成果主義というからには明確な目標が必要になります。多くの企業で導入されている目標管理手法が本当に医療の世界で馴染むのでしょうか。

将来にわたり高齢化による脳卒中患者の増加が見込まれることから、回復期リハビリテーション病棟入院料を試行的に「質の評価=成果主義」を導入し、その成果によって診療報酬を支払うものです。その内容は、重症患者の日常生活動作(ADL)改善率、在宅復帰率等が指標となっています。

改定の内容は、現在の回復期リハビリテーション入院料1680点を入院料1と2の2階建ての点数に変えています。

入院料1では1690点+(+10点)と現在よりも高く設定し、「新規入院患者のうち1割5分以上が重症の患者」「他の保険医療機関への転院した者等を除く者(在宅復帰)の割合が6割以上」が要件となっています。
さらに「重症患者の3割以上が退院時に日常生活機能が改善」していれば「重症者回復加算」で1日につき50点が算定可能となりました。

一方、この要件を満たさない場合は、入院料2の1595点での算定となり、現在よりも85点引き下げられています。成果により算定基準が異なることになります。

基準に対する評価の判定を正しく行えるのかが疑問です。

例えば、

1)新規入院患者のうち1割5分以上が重症の患者となっていますが、重症かどうかを判断するのは医師であり、医師が重症だと判断すれば条件をクリアできます。カルテを求められているわけではありません。

2)在宅復帰の割合が6割以上となっていますが、一旦在宅して(したことにして)すぐさま他の医療機関にかかったとしても条件をクリアします。またなぜ6割なのでしょうか。目標を立てる基準として妥当性があるのか甚だ疑問です。

ものさしで測れる基準ではなく、要は医師の判断(さじ加減)でどうにでもなる基準を立てているだけといわれてもおかしくありません。

これを質の評価=成果主義といえるのでしょうか?

医療費削減に奮励努力しようとする厚労省の意気込みは可としますが実現性可能か疑問です。一見、合理的に見えますが「エビデンスのない基準」を医療の世界に導入しようとすること事態に無理があるのではないかと思います。

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2008年5月 1日 (木)

ジェネリック医薬品強制は生活保護者の選択権を奪うのか

厚労省による「生活保護世帯に対するジェネリック医薬品の強制」が強烈な非難を浴び撤回されました。ジェネリック医薬品を使わなければ、生活費の支給を停止するというのは、明らかに行き過ぎです。どうやら厚労省は相変わらずインフォームドコンセントが苦手の様です。

その非難ごうごうの生活保護者へのジェネリック医薬品の強制がそんなに不条理なことなのでしょうか。記者にはいささか感情論に流されている様に映ります。

(1)ジェネリック医薬品はまがいものなのか

れっきとした、国が認める医療用医薬品でその扱いは新薬と異なるものではありません。ちゃんと薬事審議会を経て薬価収載されています。厚労省が認可したジェネリック医薬品の効能効果に意義を唱える医師がいるとしたらおかしなことです。ある専門家が「主成分以外の溶剤やコーティング剤などが先発薬と違うことなどから、先発薬と効能がまったく同じではない」として、後発薬の使用に抵抗や不安を感じる医師や患者がいるなどと述べています。それがどれほど問題となるのか疑問です。今日まで長い間使用され、副作用が少ないとされ、安心して使える薬なのです。薬の効能効果を云々するのは別の次元です。

(2)生活保護者にジェネリック医薬品を強制して何が悪い

安くて効果のある薬はどんどん使われるべきです。生活保護者に対してジェネリック医薬品で代用できるものはどんどん使ってもらうべきです。個人負担も軽減され、国の薬剤費低減につながります。粗悪で効能効果の悪い薬を使いなさいといっているわけではありません。国の財政負担を少しでも少なくするため生活保護者がジェネリック医薬品の強制を受けてどこがおかしいのでしょうか。

ジェネリック医薬品として認可されているものには、重篤な副作用が考えられるジゴキシンなどのジギタリス製剤やテオフィリンなどの気管支拡張剤などは発売されていません。剤形でいえば即効性のある注射剤はごく一部で、発売されているそのほとんどが錠剤・カプセル・顆粒といった剤形です。確かに若干の特性(吸収・代謝スピード・副作用など)の違いはあるかもしれません。しかしながら、長年使用されてきた信頼できる成分(ジェネリック)であることは間違いありません。

(3)基本的人権の擁護とジェネリック医薬品の強制とは別問題

ジェネリック医薬品の積極的使用は、医療費削減(薬剤費削減)に相応の効果をもたらします。かって新薬として使われてきた薬が特許切れで、ジェネリックとして名称が変わったに過ぎません。また、ジェネリックへ変えられるといっても全体の一部です。報道では薬全部がジェネリックにとって変わるかの様な印象を与えています。これは誤解です。

一部専門家が「患者の選択権を侵すもの」と声高にアピールしています。薬の処方に際して、ジェネリック医薬品が選択しやすい環境が整えられつつあります。一般人でもジェネリック医薬品を積極的に使おうとしています。「ジェネリックで代替の利くものはジェネリックにしましょう」といっているに過ぎません。これが患者の選択権を侵すことになるのでしょうか。

今回、問題なのはジェネリック医薬品を使わなければ生活費の支給を停止するという部分です。これは明らかに基本的人権の侵害と認識します。

ヤフーの緊急アンケート調査では

生活保護受給者にジェネリック医薬品を使用させるのは適当?

適当  15123(73%)   

不適当  5685(28%)

総数  20809(100%)

あなたはどう思われますか。

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