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2010年1月31日 (日)

削減し続ける特養老人ホーム予算-待機者42万人-

 特別養護老人ホームの待機者数(入所申し込み者)が約42万人であることを厚労省が発表した。待機者数の多い順から、東京都43,746人、兵庫県25,100人、神奈川県22,865人、北海道22,420人となっている。その理由を介護施設の整備が進まないとしている。その背景には自治体の予算削減にある。

 横浜市でも2010年度の施設整備予算が削減されるという。施設整備費は前年度比約14%減となっており、最終調整を経て2月初旬には発表される見通しだ。この理由には市税収入が対前年度比5.3%減と見込まれるためで、このため、施設整備の京浜3港のハブポート化促進、特別養護老人ホーム、地域ケアプラザ、障害施設、文化施設などがその槍玉に上がっている。

 大幅増となるのは、国の方針を受け子ども関連予算で、「子どもにはつけるが、年寄りにはやらぬ」といった構図が見て取れる。もちろん子ども関連予算を厚くすることに言を挟むつもりはない。それにしても、年寄りや障害者の予算を削るとはなにごとか。行き場のない、特養老人ホームの待機者がどんどん増えていけば家族や介護者の負担が増大する。入りたくとも入れない特養、劣悪な環境下、老老介護による犠牲者が増えていく。年寄りは早く死ねと喉に槍を突きつけられているようだ。【了】

■備考:あらたにす投稿記事

【特養老人ホーム待機者42万人!】宮本聰・横浜市港北区・64歳・会社員(2010年2月1日)

http://allatanys.jp/U001/index.html

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2010年1月30日 (土)

変わった時計台に思わずウン?東京都渋谷区

 新宿で所用を終え、冬の最中というのにあまりのポカポカ陽気に誘われ、原宿から渋谷を散策してみた。

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 原宿駅は若者の街だけに右を向いても左を見ても若者でごった返していた。人の流れは圧倒的に竹下通りに向かう。雑踏を避け、渋谷方面へと線路沿いに歩を進めると懐かしい建物が目の前に現れた。国立代々木競技場の勇姿である。1964年東京オリンピックの会場であったことから逆算すると45年も前になる。懐かしさとともに心躍ったその時の情景が思い出され思わず見入ってしまった。

 岸記念体育館横から競技場への階段を登るとそこに第一体育館がそびえ立っていた。その奥に流線型のユニークな第二体育館の建物も見える。直ぐ近くに一段と高いビル、NHK放送センターである。広々とした競技場内は閑散としていたが、紺碧の空に向かって大きく深呼吸すると心が洗われるようだ。

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 道なりに進むと渋谷区役所前にでる。するとなんとも不思議な時計台に出くわした。時計自体はさして大きくないが台座が異常に大きな時計台で、しかも中間に円筒形のUFOらしきものがあるではないか。

 これが仕掛け時計と聞いてビックリ。定時になると円筒形の外壁が開いて楽器を奏でる仕掛けだそうだ。ラッパや太鼓、シンバルやベルなどがリズムに合わせて演奏するというから凄い。横浜そごうの入り口にあるような、時刻になると人形がでてくるからくり時計は良く見かけるが楽器が出てきて演奏するというから大変なものだ。思わず写真をパチリ。

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 向かいの広場で開催されていた「東京地酒と酒器うつわ祭り」会場を覗いてみた。正直、東京に銘酒があるとは思ってもいなかった。試飲コーナーで一杯300円なりを支払い利き酒をしてみた。うん、うまい。秩父山系の伏流水と武蔵野の自然に育まれた良質の水が東京の酒を作り出しているらしい。ほっこりして渋谷駅前に出るとそこは人の洪水だった。原宿から渋谷までゆっくり歩いて30~40分、思わぬ都会散歩に満喫して帰路についた。【了】

備考:PJニュース掲載記事

http://news.livedoor.com/article/detail/4582159/

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2010年1月24日 (日)

事故や災害に遭遇した時、あなたは何ができますか?日赤救急法競技会-横浜-

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 1月23日(土)、第13回赤十字救急法競技会が横浜文化体育館(横浜市中区)で行われ、日頃の練習成果を披露しました。

日本赤十字社神奈川支部が赤十字思想誕生150周年を記念した競技会で、「できることをみんなでやろう!」を合言葉に多くの個人・団体が出場、その技術を競い合いました。

「そのとき、あなたができることで助かる命があります=事故や災害に遭遇したとき、あなたは何ができますか」パンフレットに書かれているヘッドコピーに一瞬たじろぎを覚えました。救急・救命というと他人事のように感じている人への強いメッセージです。

広い体育館では、三角巾リレー、救命応急手当、災害救助、心肺蘇生法の4つの競技が行われました。

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その内のひとつ、救急応急手当競技には72チームが出場、市民サークルやボランティア、中・高校生や大学生のグループと多種済々です。傷病者を救急隊に引き継ぐまでの詳しい監察と必要な手当てをチームで行う競技で、4人が一組になって路上に倒れた人の応急手当を規定の8分間で行うものです。救急隊へいかに的確に引き継ぐかも大きな評価ポイントとなります。

開始の笛とともに、競技者が一斉に救助を求める人に駆け寄りました。「どうされましたか?」「どこか痛みがありますか?」「お話ができますか?」などそれどれのチームが独特な問いかけや対応・処置を施します。あるチームでは、4人のうちのひとりが周辺の人に気配りをしながら応急手当の現場を確保したり、別のチームでは三角巾をあてがい、担架に乗せたりと実践さながらの緊迫した手当てが続きます。観客席から「がんばれ!」の声援が送られていました。

 救急救命法のひとつに駅や百貨店などに置かれているAED(自動体外式除細動器)による心肺蘇生法があります。見てはいるが使い方を知らない人が多いかもしれません。家族や知人がもしもの時、心肺蘇生法がきっと役立ちます。一人ひとりがいざという時のためにその利用法を身につけておくことをお勧めします。一度使ってみるとそれ程難しいものではありません。AEDを身体にあてても不必要なら作動しない構造になっています。参加者のコメントに「人が倒れたときに手を出せるように訓練しておきたい!」という方がおられました。全く同意、返す言葉もありませんでした。

 担当者のお話では「できるものから始めてください。ひとりよりも二人、仲間と一緒に活動することが長続きの秘訣です。皆さんの参加を待っています」とのことでした。このような地道な活動を行う人々によって私達の生活が支えられていることを心したいものです。【了】

備考:PJニュース掲載記事

http://news.livedoor.com/article/detail/4566068/

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「地域SNSの今後を考える」関内で公開トークセッション

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 「ソーシャルコミュニティエンジンとしての地域SNS」と題して公開トークセッションが横浜で催されました。

1月22日(金)、tvk横濱FutureCafe主催の公開トークセッションが横浜メディア・ビジネスセンターのtvkヨコハマNEWハーバーで催され、約60名の参加者が今後の地域SNSについて討議を繰り広げました。

地域SNSはPCやモバイルを利用して、日常的に日記やコミュニティ等を利用して情報の発信や地域情報を知ることのできる地域向けの交流・情報サービスのことです。地域SNSの現状を知り、今後の展望を考えることを目的に開催されました。

講演では国際大学GLOCOM講師/主任研究員の庄司昌彦氏から「地域SNSのいま」と題して話がありました。

「地域SNSが活性化してくれば、地域に様々な中間集団や協力行動が生まれ、活動が活発化し安心、楽しさ、発見が生まれる。【地域SNS=SNS(人のつながり)+地域情報化(地域で共働を進める)】のことだが、2009年2月時点で全国でおよそ400ヶ所にまで増加したもののいまひとつ勢いに欠ける」とし、今後の課題をいくつか述べられました。

1)立ち枯れ

地域SNSの盛り上がりがいまひとつで、立ち上げたものの自然消滅するケースも少なくない。継続的発展をなすための方策が求められる。

2)ビジネスモデル

一部の篤志家や官主導でスタートした事例が多い。地域SNSを支えるには、ビジネスモデルの確立が不可欠である。

3)若者の参加

参加者をみると以外にも40歳代が多く、若者が少ない。若者が魅力を抱くコンテンツを考えていく必要がある。

4)「成果」の波及と評価

地域SNSによってもたらされる「成果」とは何であろうか。波及効果と評価はこれといったものが無いのが現状である。

どうやら地域SNSの淘汰が始まっており、大きく発展するかは予断を許さないというのが現状のようです。

この後、地域SNSである、ハマっち・カナココ・あみっぴいなどの活動が紹介されました。

佐賀新聞の「ひびの」は1万人もが参加する全国有数の地域SNSといわれています。何が多くの人をひきつけるのかヒントを得る好事例かもしれません。【了】

備考:PJニュース掲載記事

http://news.livedoor.com/article/detail/4566069/

■お詫び

PJニュース読者より、「SNS」と入力すべきところをSASと誤入力し、間違いのご指摘を受けました。訂正してお詫び申し上げます。

■関連情報

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2010年1月17日 (日)

海溝型巨大地震の予知は可能か?横浜で公開セミナー

 カリブ海にあるハイチで1月12日午後5時(日本時間13日午前7時)前、マグニチュード7.0の強い地震が起き、推定死者数が約5万人、30万人が家を失ったとみられています。 地震国日本にあって、とても人ごととは思えません。

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 そんな折、独立行政法人海洋研究開発機構横浜研究所で「海溝型巨大地震への挑戦ー最新の地震研究と防災研究ー」と題して公開セミナーが催されました。ジャムステック(Japan Agency for Marine-Earth Science and Technology:JAMSTEC )は、海洋に関する基盤的研究開発及び学術研究に関する協力等の業務を総合的に行っている機関です。研究所内には地球情報館も併設されています。

 地震・津波、防災研究プロジェクトリーダー 金田義行氏から研究の経過と今後の防災について講演があり、地震に関心の深い市民およそ180人が熱心に聞き入りました。

 「今後日本において最も危惧される地震は、東海・東南海・南海地震である。大きな津波を伴ったM8クラスの海溝型巨大地震はおよそ100年から150年間隔で繰り返し発生、東南海地震、南海地震からすでに60余年が経ち、次の東海地震・南海地震ならびに東海地震への備えは日本の地震防災にとって最大級の課題である」とのことです。

 政府の地震調査研究本部(本部長:文部科学大臣)では、今後30年以内の地震発生確率を東海地震:87%、東南海地震:60~70%、南海地震:50%程度と予測しています。金田氏は今後、東南海地震が引き金になって南海地震に続く連動性巨大地震が発生する可能性が大であると警鐘を鳴らしていました。

 機構の地震・津波観測監視システムが4ヶ年計画(平成18年度から平成21年度)に基づき、東南海地震の想定震源域にあたる紀伊半島沖熊野灘に20箇所の観測点が設置されました。各観測点は高精度の地震計、水圧計(津波計)などで構成され、全ての観測点を海底ケーブルでつなぎ、平成22年度より広域かつ精度の高い連続観測が開始されるとのことです。地震の巣の精密なデータが送られてくることになります。

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 このプロジェクトでは、調査・観測研究、シュミレーション研究、防災・減災研究を行っていますが、その一環として監視システムが設置されたものです。20ヶ所もの観測点を結ぶのは世界でも始めてという話でした。

 地震予測モデルの精度が高まり、「実際に役立つ地震予報(1分でも2分でも早く)」として活用できることを早期に実現して欲しいというのが万人の願いですが、現実はとてもそういった状況にはないようです。

質 疑応答で、フロアーから「短期予想が可能になるのはいつでしょうか?」という質問に、金子氏は「ピンポイントの地震予報はむり、また1ヶ月以内にどこで地震が起るといった予知はできない。現在はシステムの信頼性を高めることに全力を傾けている」との回答でした。こうした地道な努力がいつかは結実することを研究者に期待したいものです。

 何10年という長いスパンの「予測」はできても、今日明日の身近な「予告」はできないというのが偽らざるところでしょう。現に世界で発生している大きな地震も発生前に予報がでたことはなく、地震が起きてから「津波がくるぞ、揺れが襲ってくるぞ」といったことしかできないのが現実です。

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 「地震がきたらどうするか」という視点から、各人が心とモノの準備をする以外に今有効な手立てはないと考えるべきです。私達は長い歴史経験から巨大地震は必ず起る自然現象であることを知っています。しかし現在においては、普段の心構えが命を守る唯一の方法と心得た方がよさそうです。【了】

■参考情報

独立行政法人海洋研究開発機構

http://www.jamstec.go.jp/j/

備考:PJニュース掲載記事

http://news.livedoor.com/article/detail/4553981/

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2010年1月16日 (土)

安易な救急受診には特別料金!平成22年度診療報酬改定で

Logo_2 とても救急とは思えない症状で救急救命センターに駆け込む人が増え続け、本来の救急患者治療への大きな妨げとなっている。

 厚生労働省の諮問機関である中央社会保険医療協議会が、平成22年度診療報酬改定で救急病院を受診した軽症患者から特別料金を徴収するなどの骨子を発表した。

(写真:花弁のようなひろがりを見せるマークは千里救命救急センターの頭文字SCCMCをそれぞれ花びらにアレンジしています。 また吹田市の花でもある”さつき”を連想させます。
またそれぞれの色が「健康」「自然」「聡明」「信念」「愛情」を意味しています。 HPより)

 ちょっとした怪我や腹痛などで救急救命センターに駆け込む患者が後を絶たないことから、救急救命センターで診察を受ける前に重症度の確認(トリアージ)を実施、それでも本人が希望する場合には特別料金を徴収しようというものだ。通常の窓口料金とは別に相応(数千円程度)の負担をしなければならない。「救急救命センターに行けば何とかしてくれる」と考える人は多い。このため本来の急患に対する処置に支障をきたしている。今回の診療報酬改訂は止むを得まい。

 また救急車を呼ぼうとして119番に電話しても、横浜市など首都圏では受信トリアージを実施し、救急車の出動を行うか否かを判断している。今後追随する自治体が増えるだろう。仮に救急車が来ても、救急救命士などが状態を聞き、搬送先を確保するか否かを判断、実質的なトリアージを行っている。「ゴキブリがでた」「突き指した」「軽いやけどをした」といって救急車を呼ぶ人や救急救命センターに出かける人への警鐘である。いざという時のため、救急救命センターの安易な利用は慎みたいものだ。【了】

備考:PJニュース掲載記事

http://www.pjnews.net/news/535/20100116_4

http://news.livedoor.com/article/detail/4552203/

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2010年1月10日 (日)

「まちの駅」が元気!ぽっぽ町田-東京都-

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 ドライブした人なら誰でも見覚えのある道の駅、採り立ての地元野菜や特産品が並び値段も安い。ドライブ疲れを癒した方も多いでしょう。今、道の駅以外にも海の駅や川の駅など鉄道の駅ではない「駅」が元気です。

その名は「まちの駅」です。

まちの駅協議会によると、まちの駅は地域情報を提供する場、人と物が行き交う新たな拠点を標榜しています。国道沿い(道の駅)や海岸沿い(海の駅)に対して、路面に接していない場所でも一定条件(トイレ・休憩施設があること、地元の観光情報を提供できること、看板を掲げること、案内人がいること)を満たせば誰でも設置できます。

ギャラリーや個人商店、公民館や図書館など既存施設を活用してテーマに基づいた独自の駅作りが進んでいます。2009年12月現在、道の駅 917ヶ所、海の駅 121ヶ所に対してまちの駅は1636ヶ所と断トツの勢いです。まちの駅同士が連携して情報発信することも多くなりました。

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そんなまちの駅のひとつ、「ぽっぽ町田」を訪れました。

東京や横浜のベッドタウンとして開けた東京都町田市は人口約42万人、周辺部は緑豊かな自然や文化遺産などがあり、最近は都内の大学が続々とキャンパスを設け、文教の街としても脚光を浴びています。若者からお年寄りまで「市民の全てが希望の持てる町」作りを行っています。

JRまたは小田急線で町田駅下車、歩いて数分の繁華街の一角にぽっぽ町田があります。ぽっぽとは、多摩地方の方言で「ふところ」「中心」を現す言葉だそうです。案内書の窓口で現在の活動状況をお聞きしました。

運営はNPO法人「にろくの会」で行われており、まちづくりの先頭に立って様々な活動を展開しています。行政と商店街中心のまちづくりから、市民参加型のまちづくりを目指し、その拠点としての役割を果たそうとしています。また地域の人と来訪者との出会いと交流のサポートを担っています。年間イベントとして、JA野菜市、観光物産展、町田市産業祭、ヘブンアーティスト大道芸などを開催しています。活動の告知も兼ね発行しているMACHIDA TOWN GUIDEをいただきました。

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この日も催し会場で沖縄物産展、エントランスでは大道芸のアクロバットが行われ多くの買物客で賑わっていました。

にろくの会副理事長(町田市商店会連合会会長)柳澤秀秋さんによると『人とのつながり強化、消費基地として全国物産の紹介そしてモノから地域交流(観光など)を更に活発に行いたい。また「これぞ便」のブランドを構想中』とのお話でした。

見知らぬ土地を旅する時、現地の情報を気軽に得ることができれば何かと心強いもの。地元の「まちの駅」に途中下車することをお勧めします。【了】

■参考情報

ぽっぽ町田HP

http://www.poppo.jp/

備考:PJニュース掲載記事

http://news.livedoor.com/article/detail/4545200/

 

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2010年1月 9日 (土)

日本の良き原風景、新横浜で凧揚げ大会

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 寒風に乗って空高く舞う凧揚げは、お正月の懐かしくもほっこりする原風景です。1月9日(土)、JR新横浜駅から徒歩10分のところにある新横浜公園運動場で凧揚げ大会が催されました。公園は鶴見川の河川敷を整備し造られたもので、直ぐそばに日産スタジアムや野球場など各種の競技場があります。

 凧揚げの歴史を紐解くと江戸時代から身分に関係なく大人から子どもまで「日本の遊び」として定着したようです。時代が変わり、今では電線や建物に遮られて凧を自由に揚げることが難しくなりました。テレビゲームやまんがなど趣向が変わり、現在では地元の同好会などによる保存活動で細々と継承されています。

 凧の命はバランスで、左右のバランスが少しでも崩れるとうまく揚がりません。いかに高く揚げるかが凧遊びの醍醐味ですが、腕をあげると凧同士の空中戦に挑みたくなるものです。喧嘩凧と呼ばれる競技に挑戦するには相当の練習が必要なようです。

 遠く富士山を望む運動場に親子連れおよそ30-40組が参加し腕?を競いました。普段、凧揚げに興じる機会のない子ども達は、お父さんやお母さんから凧糸の巻き方やたぐり方などを教わり、見よう見まねで凧揚げに挑戦しました。

 澄み切った青空に思い切り凧揚げをしたい子ども達にとって歯軋りしたのが「微風の穏やかな日和」でした。風がなければ凧は揚がりません。一生懸命揚げようとしようとするものの、一向に舞揚がりません。痺れを切らした子ども達は、凧糸を手に必死に走り、息切れで地面にへたる姿が多く見られました。時折吹き抜ける、河原の風を少しでも利用しようと全力疾走していました。

 日本のよき遊び「凧揚げ」がこれからも継承されることを願いたいものです。【了】

備考:PJニュース掲載記事

http://news.livedoor.com/article/detail/4542134/

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ジェネリック医薬品、医師の技術料を上げれば普及するかも!

 ジェネリック医薬品の普及が遅々として進まない。厚労省は診療報酬改定で先発薬の薬価引き下げで対抗しようと考えているらしい。

現在検討している案では、ジェネリックで保険適用が認められた薬は4~6%、ジェネリックのある先発薬は一律2%引き下げようとするものだ。果たしてこれでジェネリックは普及するのだろうか。政府は今後もジェネリックの普及が進まない場合、平成24年度以降更に下げ幅を強化する方針であるという。

ジェネリックの普及目標を平成24年度は30%以上にするとしている。これは平成16年度の実績16%のわずか2倍である。ちょろちょろと小出ししてお茶を濁すような施策では到底目標達成は図れまい。先進諸外国と同じようにいっそのこと目標を50%以上にしてはどうだろうか。

どうやって普及率を上げるか。逆説的な発想だが医師の技術料を思い切って上げればジェネリックは普及すると思われる。薬を処方できるのは薬剤師でも看護師でもない、医師の専権事項なのだ。

異論があるのを承知で医師が何故ジェネリックを使おうとしないのかを考えてみたい。

【医師がジェネリックを毛嫌いする理由】

 各種のアンケートで医師の多くがジェネリック医薬品に対してどのように感じているのかといえば、極めて程度の低い意見が多い。新薬と同じ医薬品承認が下りている薬に対して答える内容と思えない。ジェネリックを排除するためのこじつけと思われても仕方がない。

1)品質が一定していない、2)効果に不安、3)副作用が心配、4)安定供給できない、5)情報提供が少ない

1)2)3)については、新薬でも同じこと。では薬価収載されたジェネリックはまがいものとでも言うのだろうか。国が認めた医療用医薬品ではないか。ジェネリック医薬品といえども生物学的同等試験、溶出試験、安全性試験など先発医薬品と安全性・有効性・品質が同等であることを証明し厳しい審査に合格したものである。もしこれらの要因が事実とするなら医師や医師会は承認取り消し運動を展開すべきである。ボイコット運動など聞いたこともない。もちろん、安定供給に関してはメーカーの更なる努力が必要だろう。だがジェネリックが多量に使われ始めればこの問題は解決する。医薬情報に限っては長年使用されてきた薬のどんな情報が欲しいというのか。また特許に関して成分特許(ジェネリックの意味)以外の製法特許がどうのとかこじつけに近い意見もあるが、忖度に値しない。総合的に検討され承認がおりた薬ではないか。

【医師がジェネリックを使わない本当の理由】

 知り合いの開業医に聞いてみた。現にその医師もジェネリックはあまり使っていない。患者に「新薬は薬の切れがよく良く効く」とか「持続時間が長く、一日1回の服用でよい」などもっともらしいメリットを話せばなにも言われないらしい。

1)薬価が低い

儲からないの一言。薬によってはさほど薬価差のないものもあるが、薬価が低いのでグロスで考えれば薬価の高い先発薬を使った方が収入を得やすい。新薬に比べ1/3、1/2にもなる。

2)めんどくさい

どんな薬があるか知らない。大学や臨床現場で習いおぼえた薬に執着する医師が多い。また薬も製品名(=メーカー)でおぼえている。さらに「ジェネリック代替可」としないのは面倒くさいのなにものでもない。

3)薬剤の新鮮味がない

臨床的興味がわかない。多くは既に使い古された薬であり、安心して投与できるが臨床的なおもしろみがなく、あえて使ってみようと思わない。例えば糖尿病や高血圧などの薬は日進月歩新薬が目白押しである。開業医といえど臨床的興味をそそられる。

4)ジェネリックに対する偏見

ジェネリックは品質・効果が劣る。頭から否定している医師が多い。インターネット上でジェネリック医薬品の問題点といった記事を見かける。改善提案ならまだしも「ここが問題だ!だから使えない!」と指摘する記事が多い。

5)有形無形の援助が頼みづらい

業界にいた人間でないと解らないことであると思うが、PJの経験からすれば新薬開発における臨床研究や治験などで世話になることが多い分、合法的な援助は避けて通れず、それを期待する医師は新薬メーカーを大事にする。ゾロでもなくはないが、規模は桁外れだ。

6)医師のプライドが許さない

一昔前までジェネリックはゾロ品と呼ばれていた。模倣品というイメージが強く、医師のプライドが許さないという医師も多い。頭から粗悪品という概念が植え付けられているから始末に悪い。日本の医療制度を支えているという自負心が足りない。

7)回りまわって自分達の収入減になる

薬も技術料も引き下げられる一方の現状に危機感を抱いている。八方塞がりの中、ジェネリック普及に加担する気はさらさらない。ましてや引き下げの片棒を担ぐ気には到底なれない。回りまわって自分達の収入減につながるからだ。

【医師の技術料を思い切って引き上げる】

 みてきたように医師は既に薬価差益では儲からないことを知っている。国は診療報酬を包括的に下げようと考えており、その第一標的として薬に絞りその上技術料も押さえ込もうとしている節がある。医師にとって将来的に収入が先細りすることを感じとっているのだ。厚労省は技術料の上乗せを図り、特に勤務医を厚遇するとしていたが、蓋をあけてみれば2010年度の診療報酬は1.19%の引き上げで決着した。薬価を1.36%引き下げ、技術料などの本体を1.55%上げるというものだ。10年ぶりの診療報酬引き上げで医師は満足かと言えば、日歯はほくほく、日医は憤慨という構図となった。歯科は2.09%の大幅増に対し開業医が外来診療で受け取る報酬の引き上げ幅はわずか0,31%とされたからだ。

医師たちの苛立ちは頂点に達している。ジェネリックを使っても自分達にとって何の足しにならない上に収入の伸びも期待できないとなれば、国がどんなに騒ごうが締め付けようが、わざわざジェネリックを使うことはない。このままなら新薬メーカーの信奉者は減ることはない。先進諸国に比べて医師の技術料が低いことも遠因にある。

医師は常づね、技術料の低さに憤慨し抵抗しているのであり、薬価がどうなろうとあまり大きな問題と思っていない。ジェネリックの普及率が50%になった場合の薬剤費の占める割合と技術料を数%引き上げた場合との収支バランスを計算して、この際技術料を思い切って引き上げてはどうだろうか。もちろん総額として医療費の低減につながる範囲内におさめなければならないことは言うまでもない。因みに数量シェアで30%になれば、年間1兆円以上の薬剤費の抑制が図れると試算されている。仮に今回技術料を引き上げたとしても、未来永劫その状態が続けられるとは限らない。その時々によって見直しが必要であることは言を待たない。これくらい思い切った改革を行わない限り、ジェネリックの普及率向上にはつながらないと思われる。政治もチェンジした今、大胆な発想転換が必要だ。【了】

備考:PJニュース掲載記事

http://news.livedoor.com/article/detail/4545261/

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2010年1月 2日 (土)

ハマっ子の初詣スポット「伊勢山皇大神宮」

 PJのみなさん、読者のみなさん、あけましておめでとうございます。今年もどうぞ宜しくお願い致します。

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事始めはJR桜木町駅から徒歩10分、みなとみらい地区を見下ろす高台に地元のハマっ子が参拝する初詣スポット「伊勢山皇大神宮」からです。

ちょっと足を延ばせば川崎大師や鎌倉八幡宮など日本でも有数な初詣場所があります。ところがメディアでいつも取り上げられるだけあって、いずれも大変な混雑でゆっくりお参りするのは至難の業です。雑踏を避け静かにお参りしたい市民が訪れる、しっとりとした中にも厳粛な佇まいの「関東のお伊勢さま」がそれです。

1870年(明治3年)創建というこの神社は、「伊勢」の名が示すように三重の伊勢神宮から分霊を受けたものという敬謙あらたな神社で、天照大神(あまてらすおおのかみ)を祀っています。150年前に開港した横浜は貿易の町として発展しましたが、外来文化に接する横浜の精神的支柱が必要と考えた、当時の神奈川県知事井関盛艮らの尽力で国費によって創建されたものです。横浜の総鎮守として市民の熱い信仰を集めています。

快晴に恵まれた1月2日(土)、参拝に訪れました。

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JR桜木町駅を出て、国道16号を少し横浜駅方向に戻ると紅葉坂の交差点にでます。坂を登ると右手に大規模な宅地造成地が目にとまります。その反対側にある小さな標識が入り口です。

参道の両側に露店が20軒ほど並んでいました。たこ焼き、焼きそば、おでんに焼き鳥といつもの風景が広がり、そのまま数十メートル進むと境内に向かう階段にでました。押し合いへしあいとは無縁です。急階段ですから転ばぬようゆっくり登ります。途中で後ろを振り返ると目の前にランドマークタワーがその威容を誇っていました。

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都会の中の心のオアシスといったところでしょうか。参拝客は賽銭を投げ入れ、思いおもいに手を合わせます。整然と参拝を済ませた後、見上げると冬晴の空は真っ青でとても澄んでいました。厄除けや家内安全はもちろん、誰もが早期の景気回復を祈願したに違いありません。【了】

■参考情報

場所:〒220-0031横浜市西区宮崎町64番地 電話045(241)1122

最寄り駅:JR・市営地下鉄 桜木町駅 徒歩10分

伊勢山皇大神宮HP http://www.iseyama.jp/index2.html

備考:PJニュース掲載記事

http://news.livedoor.com/article/detail/4530564/

■関連情報
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