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2010年6月29日 (火)

唾液で高精度ながん発見が可能と発表!慶大最先端生命科学研

 6月28日、慶応大学最先端生命科学研究所(山形県鶴岡市)が、「唾液検査でがんを発見する新技術を開発」と発表しました。

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(写真:慶應義塾大学先端生命科学研究所HPより)

 発表は「慶應義塾大学先端生命科学研究所(山形県鶴岡市、冨田勝所長)(以下慶大先端研)の杉本昌弘講師らのグループは、唾液を分析してがんを高精度で発見する画期的な方法を開発しました。これはUCLA((カリフォルニア大学ロサンゼルス校))歯学部David T. Wong(デビッド・ウォン)教授らとの共同研究によるものです。」とHPに記されています。

 ガン検診の必要性や有用性が説かれているにもかかわらず、血液検査、画像診断、細胞診などいずれもある種の制約と苦痛が伴うものばかりです。このため、がん検診の受診率は低迷を余儀なくされています。今回の発見により唾液でがん検診が行えるとなれば、検診率向上に計り知れない恩恵を与えます。

 唾液を検体とした診断技術開発は今に始まったことではありません。臨床病理学会や臨床検査学会に所属する研究者や臨床検査診断薬メーカーが開発にしのぎを削ったこともあります。残念ながら、がん検診の実用化に至っていないという経緯があります。唾液による検査が可能となれば、患者に身体的な負担をかけずに済むことから急速な普及が期待できます。

 未だその全貌が明らかにされていませんが、今後実用化に向け専用の測定装置の開発や臨床試験が行われるものと思われます。検査項目が「がん」だけに、診断精度、擬陽性(ホールスポジティブ=がんではないものをがんと判定すること=これは未だ許される)や擬陰性(ホールスネガティブ=がんをがんではないと判定すること=あってはならないこと)、検査時間、検査費用、薬価収載など課題が山積しています。それらを乗り越え、早期の実用化を期待したいものです。【了】

備考:PJニュース入選記事

PJニュースはライブドアニュースに配信されています。

http://news.livedoor.com/article/detail/4856790/

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2010年6月27日 (日)

W杯必勝祈願で連日賑わう師岡熊野神社-横浜-

 サッカー・ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会で25日、決勝トーナメント進出を決めた日本代表は29日、パラグアイと8強入りをかけて戦うことになっており、日に日に岡田ジャパンへの期待が膨らんでいます。

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 知る人ぞ知る、サッカー日本代表の公式エンブレムのモデルとなった伝説の「八咫烏(やたがらす)」を社紋とする師岡(もろおか)熊野神社(横浜市港北区師岡町)には、パラグアイ戦での必勝を祈願する多くのサッカーファンが参拝に訪れています。もともとは、関東地方における熊野信仰の根拠地として、また横浜北部の総鎮守の宮として崇められる神社です。八咫烏は「三つ足烏」ともいわれ、3本足の神の使いで、足に関係することから日本サッカー協会のシンボルマークにもなっています。神社では数年前から、サッカー日本代表の公式エンブレムが描かれたお守りや絵馬を販売しており、W杯シーズンには恒例の大絵馬を境内に飾っています。このため、別名「サッカー神社」として崇拝されています。

 パラグアイ戦を前にした27日、大絵馬の裏には、「目指せ!ベスト4」「パラグアイを倒せ」などの応援メッセージが書き込まれていました。参拝した区内の住むサッカー少年は、「パラグアイ戦に勝って、決勝までいってほしい」と目を輝かせて話してくれました。【了】

■参考情報

師岡熊野神社HP http://www.kumanojinja.or.jp/

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2010年6月26日 (土)

「物価高、横浜が日本一」は数字のマジック?

 6月25日、総務省統計局が発表した「平成21年平均消費者物価地域差指数の概況」によると、平成21年の消費者物価が最も高かったのは横浜市で、46年間首位の東京を抜いたと発表しました。

Pr_003 都道府県庁所在市別の物価水準を見ると、最も高いのが横浜市の110.2で、次いで東京の110.0、大阪市が107.1となっています。この数字にどれほどの意味があるかは別に、横浜が物価高 日本一となりました。単純に「そうか、横浜は物価が高く住みずらい街なんだ!」となってしまいそうです。

横浜に住む記者からすれば必ずしもそうは思いません。背景を調べてみると、その原因は「横浜の物価が上昇したのではなく、東京はデフレの影響を受け食料品価格の下落幅が横浜より大きかった」ことにつきるようです。「横浜が日本一というのは数字のマジック」であり、その実態は東京にも勝る、住みよい都市です。ご安心あれ!

それよりもデータを見て驚くのは、地方別の物価水準の幅です。平成21年平均消費者物価地域差指数(全国平均を100)の総合指数(持家の帰属家賃を除く)を地方別でみると、最も高いのは関東で102.9、近畿が101.7、北海道101.6、東海100.4と続き、最も低いのが沖縄で99.4となっています。これだけ格差があることを再認識させられました。

どこに住むかは個人の自由、物価だけでは推し量れない要素があるからこそ、住み続けているのだと思います。【了】

■参考資料

総務省統計局データ:http://www.stat.go.jp/data/cpi/sokuhou/chiiki/pdf/chiiki.pdf

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2010年6月24日 (木)

かながわ散歩みち(12)新しい街で古きを知る

 梅雨の合間の6月19日、昨夜来の大雨が午前中であがり晴天となりました。梅雨空に傘も風情があっていいと思いつつ、やはり晴れの日は足がウズウズします。

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横浜市北部の丘陵地帯に広がる港北ニュータウンは、横浜市都心部から北北西へ約12km、東京都心部から南西へ約25kmの地点に位置しており、首都圏のベットタウンとして1996年に完成したニュータウンです。瀟洒な建物やマンション群に加え、「緑の環境を最大限に保存するまちづくり」、「ふるさとを偲ばせるまちづくり」、 「安全なまちづくり」、「高い水準のサービスが得られるまちづくり」をコンセプトに多機能複合的なまちづくりが進められています。

今回はその中心駅ともいえる、横浜市営地下鉄「センター北」から同じく東山田駅までのおよそ5kmを散歩することにしました。センター北駅~横浜市歴史博物館~大塚・歳勝遺跡公園~都筑民家園~勝田橋~早淵川堤~早淵公園~東山田駅までのコースです。

■横浜市歴史博物館

 「開港期までを中心とする横浜の歴史に関する資料を収集、保管、展示、及び調査研究をして、市民の利用に供するとともにその学習、調査研究等に資するため必要な事業を行うことにより、市民の教育、学術及び文化の向上に資する」ことを目的に開館されたものです。

来館当日は、古墳時代の生活革命-5世紀後半・矢崎山遺跡-が開催されていました。矢崎山遺跡は、現在の横浜市都筑区荏田南町にあった集落(ムラの遺跡)で、発掘調査により100軒もの住居跡が見つかりました。当時の人々は、当初からほとんどすべての住居にカマドを備え、鉄製の農具や武具を製作する鍛冶技術を有し、高級陶器である初期須恵器をたずさえ、子持勾玉・石製模造品など当時盛行していたマツリの道具を使っていたようです。公園へは博物館屋上からスロープがあり、利用すると便利です。

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■大塚・歳勝遺跡公園

 遺跡公園は、大規模な環濠や木柵によって囲まれた弥生時代のムラ「大塚遺跡」で、そこで暮らしていた人々の墓地「歳勝土遺跡」が約2,000年前の姿で復元されています。また、江戸時代の名主を勤めていた旧家「旧長沢家住宅」も移築復元され、静かなたたずまいの中に歴史の時を刻を偲ぶことができます。駅から至近距離にもかかわらず、公園に一歩踏み入れると竹林が広がり静寂の世界に入ります。

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■都筑民家園(旧長沢家住宅)

 この建物は、江戸時代に都筑郡牛久保村にあった、旧長沢家で、柱の一部にチョウナ仕上げ(主に柱や梁など用材の荒削道具)の使われたこと、土間境の柱が大黒柱になっていないことから、とても古い形式を残している貴重な建物だそうです。1996年に復元され都筑民家園として一般公開されて現在に至っています。土間続きには広々とした板張りの部屋が昔ながらの佇まい漂わせます。

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■早淵川堤

 早淵川に沿って民家が建ち並んでいます。瀟洒な邸宅に咲き誇る様々な花が道行く人を楽しませてくれます。この時期、紫陽花の花が美しい姿をのぞかせていました。さほど大きな川ではなく、ゆっくりと散歩を楽しめます。矢橋を右折して早淵公園に向かいます。

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■早淵公園

 早淵公園からせせらぎ公園を通り茅ヶ崎公園まで続く、約2.4kmの緑道が「せきれいのみち」として整備されています。緑地公園という表現がぴったりする緑の遊歩道で、シーズンにはピクニックで訪れる人が多いそうです。公園から東山田駅までは第三京浜道路に沿って、緩やかな下り坂をしばらく歩きます。地下鉄グリーンライン「東山田駅」が見えた時にはどっと疲れが襲ってきました。Higashiyamadatw_001

 万歩計のカウントは9、725で、消費カロリーは251kcでした。約5kmを1時間40分の「かながわ散歩みち」でした。【了】

■参考情報

横浜市歴史博物館HP http://www.rekihaku.city.yokohama.jp/

備考:PJニュース掲載記事 http://news.livedoor.com/article/detail/4850009/

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2010年6月19日 (土)

参院選本格突入へ!財源の裏付けなきマニフェストは夢物語

 参議院選挙を前に、各党のマニフェスト(政権公約)がほぼ出そろいました。振り返ると前回衆議院選挙の公約で、時間の経過とともに色あせたり、反故にされた公約がいくつもあります。その証拠に、与党民主党の政策数179に対し実施35、一部実施59の計94で、実施率は52.5%でしかありません。(2009年衆議院選挙マニフェスト進捗状況 2010年6月11日現在/ 民主党マニフェストより)

 期待された事業仕分けでは、見えない世界をガラス張りにした効果は非常に大きかったと思います。今後も是非続けて欲しいと思います。ただ当初期待された程の財源は確保されませんでした。何かを行うためには必ずその収支バランスが求められます。財源確保の見通しがない中(これからこうするという構想は聞きあきました)で大風呂敷を広げるのはいかがなものでしょうか。政策実施率が証明しています。

 6月17日、民主党は今夏の参議院選挙のマニフェストを発表しました。菅首相は、「強い経済」「強い財政」「強い社会保障」を掲げ、財源を確保して、継続的な社会保障制度を再構築する、その意気込みがマニフェストに書かれています。マニフェストは国民に対する誓約であり、単なる目標や意気込みであってはなりません。国民への誓約ともいうべきマニフェストを、今度こそ忠実に実行してくれることを民主党支持者は期待していると思います。

 マニフェストの10の柱のうちの医療・介護分野では「年金・医療・介護・障害者福祉」の具体的な政策を並べました。中でも、次の政策は全てお金の裏付けがあってのことです。

1)財源を確保して、持続可能な社会保障制度を構築します。

消費税論議がでてきました。10%程度に引き上げてもまだ不十分であり、目的税に絞れるか不透明です。骨太の方針を示して欲しいものです。

2)年金制度の一元化、月額7万円の最低保障年金を実現します。

一元化するには乗り越えなければならない高いハードルがあります。政策には賛成ですが、実現可能性はどうでしょうか。単なるバラマキなら問題です。

3)2013年度から新しい高齢者医療制度をスタートさせます。

根っこは財源につきます。高齢化が進んでも、高齢者が住みよい日本となるのでしょうか。高齢者の負担増は止む負えないでしょうが、賄いきれません。

4)診療報酬の引き上げに、引き続き取り組みます。

診療報酬(医師の技術料)の引き上げは賛成ですが、もろに患者負担となります。1点(10円)引き上げで1兆円増収となる試算もあります。

5)医師を1.5倍に増やすことを目標に、医学部学生を増やします。

医師の都市集化を改善せず、ただ増やしても医療過疎問題は解決しません。一人あたりの医学生教育には莫大な費用がかかります。

6)ヘルパーなどの給与の引き上げに引き続き取り組み、介護にあたる人材を確保します。

福祉に携わる方々の給与水準は引き上げるべきだと思います。処遇改善にはお金が必要で、どこから調達するのでしょうか。全てお金です!!

 「公約は党の考えであって、私の考えとは異にする」との鳩山前首相発言が問題になりました。党首=首相である限り二枚舌を使うようなことがあってはなりません。医療・介護分野を含め、掲げた政策実現を果たすのが首相の役割です。少なくとも政策実施率80%を目指して政局を進めるべきです。国民は夢物語を聞きたいのではありません。

 ところで、民主党マニフェストの署名欄にローマ字で「Naoto Kan」と記されています。英字版でもないマニフェストにローマ字で署名する必要があるのでしょうか?それとも、菅首相は国内の公文書をローマ字で署名しているのでしょうか。なんとなくカッコいい?もしそれが事実ならマニフェストの信ぴょう性が疑われます。【了】

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2010年6月17日 (木)

かながわ散歩みち(11)等々力緑地に遊ぶ

 JR南武線「武蔵中原駅」から今日の散歩を始めます。この界隈は社寺の多い地域で、小さな地元の社寺巡りを兼ねることにしました。川崎市のほぼ中央に位置し、区域の大部分は多摩川に抱かれた平坦部で、豊かな緑の残る丘陵地が広がります。敷地は広大で、ゆっくり散歩すれば1時間でも回りきれません。梅雨前の一日、快晴の空を仰ぎながら緑地散歩としゃれこみました。

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(写真:正門前にある「健康美」という巨像 撮影:宮本聰 2010年6月12日 等々力緑地公園にて)

武蔵中原駅~長福寺~泉澤寺~小杉神社~等々力緑地~市民ミュージアム~とどろきアリーナ~ミュージアムバス乗り場の約4kmのかながわ散歩です。

JR南武線は、川崎駅から立川駅(東京都)を結ぶ総延長45kmの電車で、都内や横浜等へのベッドタウンとして開けています。朝夕は通勤客でごった返します。今からおよそ30年前(1978年)までは、茶色の旧型国電が走っており、その名を「チョコ電」と言いました。もちろん今のように冷暖房完備ではありませんでした。筆者が鹿嶋田にあった、日立製作所に勤務したころの懐かしい思い出です。現在は205系電車に変わり、黄色の帯をまとったボディカラーとなっています。

■長福寺

 武蔵中原駅をでて、中原街道に沿っていくつかの社寺が点在しています。そのうちのひとつが、この長福寺で、ひっそりと静かな佇まいを見せていました。数えてみただけでも、武蔵小杉界隈には、10の神社と12のお寺が点在します。

■小杉神社

 等々力緑地の南側に隣接する神社で、等々力競技場に来る選手やファンの必勝祈願する姿がよく見られるそうです。境内中央には樹齢150年ともいわれる、ご神木のケヤキが立っており、その勇壮な姿に見入りました。

■等々力緑地

 多摩川に沿って35万平方メートルもの敷地をもつ総合公園で、スポーツ施設(運動場、体育館、プールなど)に加え、博物館、アリーナ等を備える川崎市民の憩いの場所です。正門入り口で、「健康美」の巨像が出迎えてくれます。等々力球場、競技場、日本庭園、フィッシングセンターそして市民ミュージアムへと歩を進めました。

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競技場横にある日本庭園では、小さな池に滝と飛び石が見事に調和して一服の清涼感を与えてくれました。またフィッシングセンターでは、大小のパラソルと池の噴水が池面に映えとても綺麗でした。公園の手入れは非常によく、随所に花が植えられています。赤や黄色、紫や青など季節の花が木々の緑とマッチが素晴らしい場所です。

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■市民ミュージアム

 1988年(昭和63年)11月、「都市と人間」という基本テーマを掲げて開館しました。案内によると「私たちが暮らし働く場としている都市は,さまざまな人が集まり、また新しい文化を次々と生み出していきます。市民ミュージアムはそのような都市の発展過程やそこに花開いた文化をみつめ、考えるための資料や作品を積極的に収集・展示・調査・研究しています。」とあります。玄関前にあるモニュメントは、トーマス転炉といい、イギリス人シドニー・G・トーマスによって発明された燐を含む鉄鉱石の利用を目的とした製鋼炉で、 NKK(旧日本鋼管株式会社)が昭和32年まで京浜製鉄所に設置し、稼動させていたものだそうです。

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■とどろきアリーナ

 川崎市内最大の多目的屋内施設で、国際規模の大会やイベント、コンサートや式典、集会・展示会などそれぞれの目的に沿って利用できます。また併設するスポーツセンターの個人利用もでき、市民の健康増進施設としての機能を持っています。

本日の気温は6月というのに28℃、計画では出発地点に戻る予定でしたが、さすがの暑さに幾分閉口。市民ミュージアム前から東急バスで武蔵小杉駅まで戻りました。万歩計7、392歩、所要時間約1.5時間、約3,5kmのかながわ散歩みちでした。【了】

備考:PJニュースはライブドアニュースに配信されています。

http://www.pjnews.net/news/535/20100617_4

http://news.livedoor.com/article/detail/4832132/

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2010年6月15日 (火)

中田宏氏が横浜駅前で立候補お披露目

 【PJニュース 2010年6月5日】6月15日(火)、横浜市長を任期半ばで投げ出した中田 宏氏が横浜西口駅前で街頭演説を行いました。日本創新党参議院・全国比例区公認決定のお披露目を横浜で行うためです。

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(立候補のお披露目を街宣車から聴衆に訴えかける中田 宏氏、始まって1時間しても聴衆は増えなかった。撮影:宮本聰 2010年6月15日 横浜駅高島屋正面にて)

 中田宏氏といえば横浜市民なら誰しも知る、横浜開国Y+150で莫大な損失を出すと分かった途端に仕事を投げ出したことで有名な人です。市議会でも問題になりました。その後、副市長も任期途中で退職しています。

「日本を財政破綻から救うために!!」とはあまりに空々しく聞こえます。自治体の首長として落第のレッテルを貼られた氏が言える言葉なのでしょうか。号外パンフレットには、次のような「成果」を掲げています。

1)横浜市の借入金約1兆円返済!!

日産本社誘致 620億円の経済効果、ネーミングライツの導入 年間8億6000万円増収、職員定数20%減 年間160億円削減、特殊勤務手当の見直し 年間30億円削減

2)横浜市の様々な事業の大改革!!

水道局 10年ぶりに黒字化(累積損益)、市営地下鉄 25年ぶりに黒字化(同)、市営バス 22年ぶりに黒字化(同)、ごみ排出量 41%削減

この内容を見て「そうだ!そうだ!」と同調する人がどれくらいいるのでしょうか。それを証明するかのように駅前の聴衆はパラパラでした。懲りない中田 宏氏を厚顔無恥というのではないでしょうか。健闘を祈ります!【了】

備考:PJニュース入選記事

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http://news.livedoor.com/article/detail/4829927/

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2010年6月14日 (月)

肝炎ウイルス検診が肝がん撲滅の第一歩!〈市民公開講座〉

 【PJニュース 2010年6月14日】「肝臓がん(もしくは肝がん)」は、肝臓に発生する悪性腫瘍の総称です。 肝臓がんは日本の男性のがん死亡で3位、女性では4位とがんの中でも上位の死亡率を占めています。国内のB型、 C型ウイルス性肝炎患者・感染者は350万人以上と推定さ れていますが、正確な数は把握されていません。厚労省は肝炎ウイルス検診の受診を勧めていますが、受診率は全国平均で10%程度と低く、検診の普及拡大が急務 です。

 その生存率は、肝臓がんの段階によっても様々ですが、平均で1年生存率約80% 、3年生存率約50% 、5年生存率約30%と怖い病気です。6月13日(日)、B型C型肝炎の最新情報「肝がん撲滅運動について」と題して、横浜情報文化センター(横浜市中区)で市民公開講座が催されました。

 横浜市立大学附属市民医療センター臨床研究推進センター 田中克明部長(消化器内科学)の講演があり、参加者は熱心に聞き入りました。参加者の多くは患者さんで、講師の一言ひとことに頷いていました。中でも高齢者の罹患率の高いC型肝炎に興味が高かったようです。

■C型肝炎の現状

 肝炎の感染者は最大400万人と推定され、そのうちB型が150万人、C型が250万人といわれています。IFN(インターフェロン)治療が必要とされる患者は、現時点で約48万人です。横浜市のHBV、HCV陽性者の年齢分布をみると、「B型肝炎の発がんは年齢に関係ない」のに対して「C型肝炎の発がんは高齢者に多い」傾向にあります。横浜市の場合、C型肝炎の患者数は、70歳以上 10,500人、66-70歳 3,800人 61-65歳 2,200人と年齢が低くなるに従って、患者数が減っています。この傾向は横浜市に限ったことではありません。高齢者にとっては、C型肝炎の感染は命取りになりかねない恐ろしい病気です。事実、原因別肝がん死亡の主体は、C型ウイルス陽性が80%、B型ウイルス陽性が15%、その他5%となっています。

■C型肝炎の病態

 C型肝炎の感染経路を見ると、主たるものは体液や血液を介しての感染です。以前は、感染している人の血液を用いた輸血、血液製剤の使用、医療機関での注射器の回し使用などが問題になりました。この点は改善され今ではありません。一方で現在深刻な問題は次の行為です。

1)覚せい剤を打つなど注射器の使いまわし

2)入れ墨を彫る

3)十分に消毒されていない器具を使ってピアスの穴をあける

4)母子感染(感染率は低い)

母子感染は別にしても、個人の責任に係ることばかりです。C型肝炎のリスクがあることを認識する必要があります。肝臓がんの多くはB型・C型肝炎ウィルスの感染ををもとに発生しており、C型肝炎ウイルス(HCV)は、肝臓がんの原因の約70~80%を占めています。そのため、まずはこういった肝炎ウィルスにかからないようにすることが必要です。

C型肝炎の経過と肝線維化ステージの関係をみると、線維化進展スピード/年をF1~F4まで表しますが、もし肝炎治療をしないと10年で1段(例えばF1からF2へ)線維化が進み、一方でIFN治療によりウイルスが駆除できれば、4年で1段線維化が改善されます。つまり、C型肝炎を放置すると肝がんへの階段を上っているようなものです。感染が疑われたら、速やかな専門医の受診をお勧めします。

■C型肝炎の治療

 C型肝炎の治療方法は、イ)C型肝炎ウイルスを排除 ロ)炎症・線維化を抑え、肝がんへの進展抑制の方法があります。イ)は、インターフェロン+リバビリンが、ロ)には、インターフェロン少量長期、ウルソデオキシコール酸、グリチルリチン製剤などです。C型肝炎ウイルス排除には現在の治療法以外になく最も有効な方法と考えられています。市民総合医療センターでペグインターフェロン・リバビリン併用療法を受けた223名の患者のうち、約62%の患者が治癒(著効)した実績があるそうです。

インターフェロン療法は、一度で終わりではなく定期的な検査を行い、継続して治療する方法です。それだけに新たな治療法、薬の開発が待たれています。現在有望視されている薬は、1)プロテア-ゼ阻害剤 2)ポリメラーゼ阻害剤 3)新たなインターフェロン製剤です。このうち、プロテアーゼ阻害剤のひとつ、Telaprevirは2012年までに保険適用になる予定です。治療期間が24週間と短くなり、効果は20%アップで、難治性(1高ウイルス量)でも約70%治癒できると言われる、現時点では最も有望な新薬です。

 肝がん撲滅の第一歩は、何と言っても肝炎ウイルスの検診です。感染しても早期発見であれば肝がんを防ぐことができるかもしれません。少なくとも抑制は可能です。検診率の向上が待たれるところです。また肝臓がんの多くの場合は肝硬変を経て肝臓がんになることから、肝硬変にならないように食生活、生活習慣に気をつけることも大変重要なことです。【了】

備考:PJニュースはライブドアニュースに配信されています。

http://news.livedoor.com/article/detail/4826292/

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2010年6月11日 (金)

厚労省は職場改善に全力を尽くせ!後輩に職場を勧めない?

 厚労省がこの春まとめた医薬行政現場の声アンケートによると、仕事にやりがいをを感じると答えたのは全体の74%であったと発表しました。単純にこの数字をみると「まずまず」かなと思ってしまいます。しかし、その内容を精査すると裏側に潜む数々の問題が浮かび上がってきます。

 この調査は、「薬害肝炎事件の検証及び再発防止のための医薬品行政のあり方検討委員会」(座長:寺沢彰独協医科大学長)がまとめたもので、厚労省の医薬品食品局、独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)の職員を対象とした調査報告です。驚いたのは、アンケートの回収率の悪さです。厚労省職員158人、PMDA職員637人を対象に行ったが、その回収率はそれぞれ54.4%(86人)、54.0%(344人)となっており、約半分の職員から回答を得たにすぎないからです。はたして、この結果を持って職員の総意といえるのでしょうか。一般企業で社員アンケートした場合、回収率80~90%以上であろうと思います。もちろんテーマによりますが、仕事のやりがいという働く者にとって最も基本的なテーマであるにも関わらず余りに低すぎると感じます。バックグランドが分かりませんので断定的なことは言えませんが、本当に職員の意識が希薄とするなら早急に手を打つべきです。

報告書によると、アンケート結果は以下の通りです。

1)仕事にやりがいを感じるか

「はい」全体の74.0% 「いいえ」5.1%

全体の74%といっても回答率54.4%であり、職員の総意か甚だ疑問です。74%に目を向けるのではなく、約半数の職員が回答しなかったことを冷静に受け止めるべきです。

2)職場に勤め続けたいか

厚労省の職員 「はい」43.0% 「いいえ」19.8% 「どちらともいえない」36.0%

PMDAの職員 「はい」58.7% 「いいえ」9.0%  「どちらともいえない」30.2%

「どちらともいえない」を含めると約半数が「先行きを悩んでいる」ことが推量されます。企業ならば大問題で、すぐさま改善策をとるでしょう。

3)職場を後輩にすすめるか

厚労省の職員 「どちらともいえない」47.7% 「はい」24,4% 「いいえ」26.7%

PMDAの職員 「どちらともいえない」45.3% 「はい」39.2% 「いいえ」13.1%

後輩に職場を「すすめる」と回答した職員の数の低さに驚きです。この結果からは、職員の士気が極端に下がっていることがうかがえます。

何が彼らをそうさせているのでしょう。回答しなかった職員の無言の抵抗が秘められいると思えてなりません。調査結果について厚労省の高井康行医薬食品局長は「やりがいを中心に、国の健康・命を守るという役割をそれぞれが意識している。他方、勤務環境や労働環境などのワークライフバランスへの対応が課題」と述べたと伝えられています。

 昨今、ドラッグ・ラグやデバイス・ラグの問題があり、厚労省及びPMDAで働く職員は疲弊しきっていると聞きます。「多くの職員は仕事へのやりがいを感じている」と筆者も思います。ところが、余りの仕事量の多さや承認申請の煩雑さに辟易しているというのが実態ではないでしょうか。行政仕分け作業が行われ、コストカットに血眼になっている厚労省、単に仕分けすればいいというものではありません。当局は、職員の士気に頼るだけではなく、承認プロセスの改善や職員の増員等の「働く環境の整備」をまず第一に行うべきと思います。医薬承認行政の行く末がとても心配です。【了】

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http://news.livedoor.com/article/detail/4820736/

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2010年6月 9日 (水)

かながわ散歩みち(10)東急東横線東白楽駅から三ツ沢公園へ

 東急東横線「東白楽駅」(横浜市神奈川区)から三ツ沢公園まで、およそ5.0kmの散歩みちです。東白楽駅~東横フラワー緑道~ガーデン山~豊顕寺(ぶげんじ)市民の森~三ツ沢公園までを散歩することにしました。

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■東横フラワー緑道

 東白楽駅を出て、ほぼ真向かいにある神奈川総合工業高校のグランドに沿ってしばらく進むと、平川町公園に出ました。そこから線路沿いに作られている真新しい緑道が東横フラワー緑道です。現在は整備中で、次の反町駅までのおよそ800mが完成しており、高架橋上に緑道があるという感じです。真新しい緑道には、名前の通りフラワーポットが至る所に設置され、花が咲き誇っていました。緑道というと、山や川の小道を思い浮かべますが、こちらの緑道はビルの谷間にありました。

Higashihakurakutw_002 ■ガーデン山

 反町駅で国道1号線に降り、平塚方面へと道に沿って進みます。三ツ沢下町には、ガーデン山団地、ガーデン山商店街、ガーデン下バス停など「ガーデン」と名のつく建物や地名が目立ちます。大正初期、証券業を営む大沢幸次郎氏が敷地に温室や動物小屋を建て、「横浜ガーデン」として一般公開したことに由来しているそうです。周りを見渡すと、マンションやコンビニまでガーデンとついているのには驚きでした。相当大きなお屋敷であったのだろうと推測できます。

■せせらぎ緑道

 市営地下鉄ブルーライン「三ツ沢下町駅」前を左折、国道1号線と並行して、くねくねと曲がりくねった緑道が続いています。案内によれば1.7kmもあるそうです。小川の流れる小道をどんどん進みます。数百メートルにわたって、道の両側に紫陽花が植えられいます。未だ開花時期ではありませんでしたが、もう半月もすれば素晴らしい紫陽花を見ることができそうです。都会のオアシスといった風情に溢れていました。

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■豊顕寺(ぶげんじ)市民の森

 豊顕寺(ぶげんじ)は、神奈川区三ツ沢西町にある法華宗陣門流の寺院で、山号は法照山といいます。昔から八重桜が見事で、「喧嘩するなら豊顕寺の花見まで待て」と言われていたとされています。訪れた6月は、新緑でいっぱいでした。うっそうと茂る木立の新緑が目に痛いほどです。境内を出て、市民の森を抜け三ツ沢公園へと歩を進めます。これが大変!急坂が待ち受けていました。生半可ではありません。登ること数分、登り切ったころには息が切れへとへとの体でした。ひと汗をかいた後のそう快感はまた格別です。

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■三ツ沢公園

 三ツ沢公園は、球技場や陸上競技場、野球場、テニスコートなどを擁する大きな運動公園で、面積はおよそ30ha、横浜市神奈川区三ツ沢西町のほとんどを占めるように広がっています。もともとは護国神社の外苑だったといわれています。園内には多くの桜が植えられており、春には満開の桜で、公園は美しく彩られます。運動施設のほか野外活動センターや広場、子供の遊び場などもあり、深い緑の中の散策も楽しめます。横浜市では唯一、馬術の練習場があります。市民の憩いの場所として人気があり、そしてまた、スポーツ愛好家の拠点として年間を通じ利用者が絶えません。この日も、中学通信陸上横浜地区予選会が開催され、スタンドから応援する人で溢れていました。

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この陸上競技場には中学生時代の懐かしい思い出があります。県大会であったと記憶していますが、選手として出場した経験があるからです。もう、半世紀まえの懐かしい思い出です。1955年に開かれた神奈川国体のメイン会場で使われた由緒ある陸上競技場で、現在は照明設備も完備し近代的な競技場となっています。筆者がトラックを駆け巡った当時も、今とは別の最新の競技場でした。

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 万歩計のカウントは12,000歩、約6km、所要時間はおよそ2時間でした。地図では分からない坂道の情報をもっと的確に得る方法はないものでしょうか。今回は、散歩というより、ウオーキングとなりました。【了】

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http://news.livedoor.com/article/detail/4815997/

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2010年6月 7日 (月)

混合診療解禁は是か非か、あなたは容認派それとも否定派?

 ここにきて、またもや混合診療解禁の是非についての議論が沸騰しています。

 我が国では混合診療は原則認められていません。混合診療とは、同一の疾患で保険適用となる医療サービスと保険適用外の医療サービスを併用してはならないとされ、もし併用した場合には、通常なら3割負担で済むところ全額自費負担となるものです。意外にも一般的にはあまり知られていません。万一当事者となった暁には、この問題を避けては通れない、私達にとっても関わり深いことです。厚労省は、先進医療や将来保険適用となるであろう未承認薬、特別室を利用した際の差額ベッド代、予約診療など一部の医療を除き混合診療を認めていません。その理由は以下の通りです。

1)科学的根拠のない特殊な医療を助長する

 例えば、未承認薬が跋扈(ばっこ)し、承認薬軽視さらには副作用の発生懸念など、解決しなければならない大きな課題があり、薬価制度及び承認薬の意味が問われる。

2)自由診療が一般化すると患者負担が不当に拡大する

 例えば、お金持ちは高度先進医療が受けられるが、貧困者はその恩恵に浴する機会が失われる。医療側がお金に走る可能性も否定できず、国民皆保険の位置づけが問われる。遡ること3年前(2007年11月)、政府の規制改革会議(座長:草刈隆郎日本郵船会長)の席で、会議側は混合診療解禁を強く主張しましたが、厚労省は上記理由を楯に譲らず、物別れで終わっています。その後、混合診療への保険適用を認める東京地裁判決があり、「混合診療を認めないという根拠が見いだせない」としましたが、一方で「法解釈の問題と混合診療全体のあり方の問題は次元が異なる」として混合診療の是非には踏み込みませんでした。古くて新しい問題ですが、この様な経緯を踏んで、混合診療解禁の是非がいま問われています。

その後、保険外併用療養制度(評価療養及び選定療養)で、一部混合診療まがいの特例がスタートしています。評価医療(将来の保険適用を検討するために評価を行う)と選定診療(保険導入を前提としないもの)とがあります。前者は先端医療や医薬品・医療機器などの治験に係る医療で特に指定されたものを指し、後者は特別の療養環境(差額ベッド代や特別な室料など)や時間外診療などとなっています。これは国内未承認薬や新しい診療技術を少しでも提供すべきだとの厚労省の特段な判断です。だからといって混合診療を是認しているわけではありません。

●解禁否定派の主張

 何故混合診療解禁はいけないのでしょうか。日本医師会はどうかというと、『健康保険の範囲内の医療では満足できず、さらにお金を払って、もっと違う医療を受けたいというひとは確かにいるかもしれません。しかし、「より良い医療を受けたい」という願いは、「同じ思いを持つほかのひとにも、同様により良い医療が提供されるべきだ」という考えを持つべきです。混合診療の問題を語るときには、「自分だけが満足したい」という発想ではなく、常に「社会としてどうあるべきか」という視点を持たなければならないと考えます。混合診療は、このような考え方に真っ向から対立するものだからこそ、私たちは強く反対するのです。(日本医師会HPより)』と訴えています。もっともな意見だと思います。ただ、うがった見方をすれば、日本医師会の構成員は病院勤務医と開業医がほぼ半々で、混合診療が解禁されてもその恩恵を受けづらい開業医とのアンバランスを意識しているのかもしれません。

否定派の医師は、【1)保険診療体制・制度が崩壊する、2)新規治療法などの導入促進につながる、3)弱い立場の患者を標的にした医療ビジネスがはびこる、4)貧乏人は医者にかからずますます貯金に走る、5)私的医療保険が横行して患者負担が増加する、6)海外で承認されている未承認薬を早く使えるようにするのが先決、7)お金で医療の善し悪しを絶対に決めてはならない、8)未承認薬を使用したからといって、どれほど効果があるか疑問】等の意見を寄せています。

●解禁容認派の主張

 医師及び患者の中には容認すべきだという方が相当数いるようです。がん治療で使うべき抗がん剤がなくなり、未承認薬しか治療方法がないといったケースです。諸外国では承認済みの薬を使いたいと思うのは自然の理でしょう。治療の選択肢の拡大と治療費の軽減という問題は、医師も患者も同じ立場から容認を訴えています。日経メディカルオンラインの調査によると6月1日現在、医師の60%が混合診療解禁を主張しています。その主張には、「今ある薬や最先端医療が使えないのはおかしい」というものです。

解禁を容認する医師では、【1)承認までの期間が長く待てない、2)自己責任を前提に容認すべき、3)査定という踏み倒しをされるくらいなら混合診療のほうがまし、4)病院の持ち出し分を減らすために必要、5)随時保険診療に取り入れていく方針なら賛成、6)このまま何もしなければ医療制度は崩壊する、7)特定の医療サービスに限定して適用ならば賛成、8)国民皆保険の持続自体無理】等様々な意見があります。

●ドラッグ・ラグ解消が先決

 筆者は、解禁には否定的です。医療用医薬品(例えば抗がん剤)や先進医療機器の安全性は国によって担保されるべきで、先進主要国で認可されているからといって、エビデンスのないそれらを混合診療で使うべきではないと思います。厚労省が取り組んでいる医療用医薬品・医療機器の承認期間の短縮化(ドラッグ・ラグやデバイス・ラグの最短化)を至上命題とすべきだと考えます。混合診療を解禁すれば、それらの使用が飛躍的に伸びるものと思われます。仮に重篤な副作用が出た場合、その責任を医師は負えるのでしょうか。この薬でだめならあの薬と、際限ない投与が繰り返されかねません。否定派のご意見にもある通り、根っこにあるのは、「世の中に利用されている最新医療が何故受けられないの?」ということだと思います。混合診療の解禁ではなく、ドラッグ・ラグ、デバイス・ラグの解消こそが最優先されるものと確信します。

あなたは、混合診療解禁の容認派ですか?否定派ですか?【了】

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http://news.livedoor.com/article/detail/4813883/

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2010年6月 5日 (土)

堀田 力氏「人に役立つボランティアのすすめ」を講演

 6月5日(土)、かながわ県民センター(横浜市神奈川区)で催された「かながわコミュニティーカレッジ特別講座」で、さわやか福祉財団理事長の堀田 力氏「一人ひとりが主人公!豊かな人生と共助の社会づくりを目指して」の講演がありました。

Mitsuzawatw_027_3 「自分を生かして、人に役立つボランティア」に関心のある約200名が、堀田氏の分かりやすく、情熱を込めた話に聞き入りました。参加者は圧倒的に高齢者で、まだまだ体力・気力のあるお年寄りの多さには驚きました。

冒頭にさわやか福祉財団のボランティア啓蒙活動の一端を披露されました。ボランティア活動の中心は学生であり、定年退職者だそうです。本来、中核となって活動して欲しい若年・青年・中高年層、中でもサラリーマン層を取り込むため、JR新橋駅前で辻立ちを開始したそうです。およそ5,000万人といわれるサラリーマンの1/5(1,000万人)をボランティア活動に囲い込む目論みです。名刺の裏に「所属するボランティア団体やNPO法人の名前を印刷しよう」と呼び掛けています。

(写真:講演会場のかながわ県民センター、最近の講演会は撮影禁止・録音禁止がとても多くなりました。記者泣かせです。撮影:宮本聰 2010年6月5日)

 

1)受身の人生には燃えるような喜びがない

 サラリーマン、主婦、学生、年金生活者等それぞれの生活で、受身の人生を過ごすよりも、自らの意思で活動することによって大きな生きがいを感じ取ることができます。大きな生きがいとは、燃えるような喜びを感じることです。何かに打ち込んでいる人たちは、常にいきいきとして元気で、その姿は生きがいを持って生活していることを証明しています。与えられたことや、決められたことを単に消化するのではなく、率先して活動することが必要なのです。そのひとつがボランティア活動です。

2)人に役立つことの喜びを体感しよう

 人に役立つから生きがいと元気が生まれるのではなく、人に役立つことによって自分の存在価値が確認できるから生きがいが生まれます。利他は利己と対立するものでなく、利己の拡大であると考えることができます。利己の拡大が人に役立った時、大きな喜びを手にすることができるのです。そのためには、自らが「存在価値を確認できるボランティア行動」を起こすべきです。喜びを一緒に共有しませんか。

3)ボランティアは誰にでもできる

 ボランティアは、その意思と気力があれば誰でも行うことができます。 ボランティアをやっている人たちは、まず例外なく、いきいきとして元気です。何であってもいい、ボランティアを通じて生きがいを持つことが自分の人生のためにとても大切なことだと思います。ボランティアをするかしないか、躊躇する人もいるでしょう。そんな時、同じ仲間のいるサークルやNPOなどが的確なアドバイスをしてくれます。後はあなたが、実行に移すかどうかだけです。

 ジョークを交えながら『定年退職者が学生時代の同窓会や職場の仲好し仲間の集まりで、いつも話題になるのが「病気の話」「昔の仕事の話」「自慢話」で、聞き手がボランティア精神がないと聞いていられない。とどのつまりは愚痴と同じことの繰り返しばかりです。ところがボランティア活動(必ずしもボランティアでなくともよい)をしている人は顔つきが違う、気力が違う、精気が違う。これほどまでに元気にさせるボランティアとは素晴らしいものです。』と力強く語っていました。

ボランティアを漠然と考えている人が多いでしょう。堀田氏はそんな人に対する強力なメッセーズを発信していました。みなさんも身の丈に合ったボラインティ活動をしませんか?きっと「燃えるような喜び」が待っているはずです。【了】

備考:PJニュース掲載記事

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2010年6月 4日 (金)

かながわ散歩みち(9)潮風に吹かれてみなとみらい地区

 【PJニュース 2010年6月4日】横浜開港記念日となった6月2日(水)、横浜市の市立小・中・高校はお休みとあって、横浜開港祭の開かれた「みなとみらい地区」には沢山の親子連れが繰り出しました。

 雲ひとつない五月晴れに誘われ、筆者もみなとみらい地区散歩に出かけました。ただし今回は、横浜美術館で開催中のポンペイ展(世界遺産 古代ローマ文明の奇跡)観賞を兼ねてです。ランドマークタワー~日本丸~横浜美術館~横浜ジャックモール~臨港パーク~ぷかり桟橋~コスモワールド~汽車道~桜木町駅までを散歩しました。

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■日本丸

 日本丸は1930年に建造された商船学校の練習帆船です。1984年まで約54年間活躍し、地球を約45周を航海し、11,500名もの実習生を育ててきました。1985年4月より、みなとみらい21地区の石造りドックに現役当時のまま保存し、一般公開されています。船の生活を体験する海洋教室やすべての帆をひろげる総帆展帆などを行い、帆船のすばらしさ、楽しさを今に伝えています。この日は横浜開港祭最終日とあって、小中高生は入場料が半額優待となっていました。帆は張られていませんでしたが、帆船と観覧車が絶妙にマッチして観光客の目をくぎ付けにしていました。時間があれば、横浜みなと博物館にも足を運んではいかがでしょうか。

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■横浜美術館

 1989年(平成元年)11月に開館し、内外の美術品公開を行っています。「みる」「つくる」「まなぶ」の連携を基本方針としており、コレクションの形成や展覧会の開催という「みる」だけでなく、実技指導やワークショップの実施、美術情報の提供など横浜の芸術活動の拠点となっています。

開催中のポンペイ展は、熟年カップルを中心に盛況でした。西暦79年、ヴェスヴィオ山の大噴火によって埋没したポンペイは、しばしば「悲劇の街」として語られます。しかし、古代ローマ帝国最盛期の人々の暮らしをそっくりそのまま閉じこめた巨大なタイムカプセルであり、世界遺産の名にふさわしい「奇跡の街」でもあるのです。同展は、ナポリ国立考古学博物館の全面協力のもと、多数の日本初公開資料を含む壁画、彫刻、工芸など255点を通して、絶頂期のポンペイの豊かな暮らしを偲ぶことができます。

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■臨港パーク

 パシフィコ横浜の東側に広がる海辺の公園で、全体が芝生で覆われ憩いの場所となっています。横浜開港祭とあって、当日は芝生も見えないほどの混みようでした。特設ステージでは、横浜開港ライブが行われ、ちびっ子達が手拍子をとるなど盛り上がっていました。

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■ぷかり桟橋

 その姿がひと際かわいらしいぷかり桟橋。水上バスの発着場の一つで、ここから横浜駅、山下公園、八景島などと航路が結ばれています。施設内はレストランも完備され、おしゃれな時間を楽しめる施設ともなっており、恋人同士の散策にはぴったりの場所です。1991年、パシフィコ横浜の正面に日本初の浮体式ターミナルとしてオープンした、浮体式の桟橋でターミナルの建物も海上に浮いています。ぷかりさん橋の名称は全国公募し、桟橋が浮体式の構造であることから付けられたそうです。ベイブリッジと桟橋のコントラストはカメラファンにとっても絶好の撮影ポイントです。この日も、中年のおじさん?がカメラ片手に徘徊していました。誰もが寛げる場所としてお勧めです。

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■汽車道

 細長い人工島と橋梁とを組み合わせて整備されたもので、かつての新港埠頭の物資輸送に使われた臨港鉄道の遺構を保存・利用したもので、路面にはそのレール跡が残されています。最寄りの桜木町駅から赤レンガ倉庫に向かう際には便利です。お勧めは橋梁を渡り切って見る、山側の景色です。ランドマークはもちろん、みなちみらい地区の全景をみることができます。何度も訪れている汽車道ですが、その昔を偲ぶ格好の場所です。そそくさと通り過ぎる人々で混雑していました。

万歩計の歩数は9,650、およそ5km、所要時間は1、5時間(美術鑑賞を除く)、ハマの潮風を浴びながらみなとみらい地区の歴史に触れる、かながわ散歩みちでした。

この日、桜木町駅前で号外が配られました。鳩山総理と小川幹事長辞任の速報で、これも歴史の一コマかと考えさせられる出来事でした。【了】

■参考情報

横浜美術館HP http://www.yaf.or.jp/yma/index.php

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2010年6月 1日 (火)

かながわ散歩みち(8)湘南江の島ぐるり一周

 関東地方では、NHKの天気予報の定点観測地としてお馴染の江の島、毎朝TV中継されています。都心からのアクセスが便利とあって、観光客が絶えません。外国からのお客様を「日本の伝統文化や風情」を味わってもらうために案内する場所として、浅草観音「浅草寺」が良く利用されます。ところが、この江の島は外国人の隠れた名所として人気がある場所です。その訳は、「島国日本」を感じることができるからです。

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最寄駅の江ノ電「江の島駅」から散歩をスタートしました。ルートは、江の島駅~弁天橋~青銅の鳥居~仲見世通り~江島神社~展望灯台~岩屋~出発地のコースです。一周に要する時間はおよそ1.5時間、山あり谷あり(急階段と岩場)、至る所で海を眺められる島散歩です。江の島に架かる弁天橋は全長約700m、潮風をいっぱいに浴びながら、江の島に向かいました。

■青銅の鳥居

 参道の入口に建つ青銅の鳥居は1821年に再建されたもので、市の指定文化財です。鳥居の周りには食堂が並び、店頭から海産物を焼く醤油の香ばしい匂いが鼻をくすぐります。貝類が多く、サザエやはまぐりなどが多く並べられていました。1ケ350円也のサザエの壺焼きを食すると、口の中が磯の香りでいっぱいになりました。

■旅館岩本楼

 岩本楼は江の島・弁天橋を渡ってすぐ右手にある鎌倉時代からの由緒ある旅館です。地元で知らない人はいない老舗の旅館で、いまでも江の島の宿として賑わっています。洞窟風呂のほかにローマ風呂があり、文化庁認定の国の登録有形文化財に指定されています。お邪魔して中を見させていただくと、華麗さはありませんが歴史を感じさせる旅籠(はたご)といった風情がとても気に入りました。

■弁財天仲見世通り

 さほど長くない、仲見世通りの両側に土産物店がびっしり並んでいます。どこにでも見かける風景ですが、風情のある佇まいです。江の島提灯やお面、杖まで売っています。どちらかというと原色系のお土産が目につきました。そのうちの一軒では、江の島丸焼きタコせんべいの実演販売が行われ、買い求める客が行列をなしていました。

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■日本三大弁財天江島神社

 江の島には、辺津宮・中津宮・奥津宮とがあり、」辺津宮は島内にある江島神社の3つの宮の本社で田寸津比売命(タギツヒメノミコト)が祀れ、1206年に僧良真が荘厳な社殿に遷宮したといわれ、現在の社殿は1976に改築されたものです。エスカー(エスカレータ)の横に大きな看板が設置されていました。

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■江の島展望灯台

 島の頂にそびえる展望灯台は、平成15年4月に再建されたもので、旧展望台に比べ展望スペースは高く広くなり、360度の大パノラマを楽しむことができます。シルバーメタリックの塔が鮮やかな空に映え、とても美しい姿を誇っていました。光達距離は、23.0海里(46km)で民間灯台としては国内最大級です。

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■江の島岩屋

 長い歳月を経て波の浸食によりできた岩屋は第一洞窟と第二洞窟からなり、一説には富士山まで繋がっているといわれています。ごつごつとした岩が歩きを邪魔します。足元に注意しながら海辺に出ました。近くをプレジャーボートが波しぶきをあげ、疾走します。岩場のため潮遊びはできませんが、切り立った岩場からのぞむ相模湾はとても綺麗でした。

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一周すると結構重労働です。歩きやすいスニーカーやナップサックなどの装備がお勧めです。時間のある方なら新江の島水族館に寄ってもいいでしょう。

 距離は約1、5km程度ですが、昇り降りのため所要時間は2時間強を要しました。潮風に吹かれ、心地よい「かながわ散歩みち」でした。【了】

■参考情報

江の島・湘南・鎌倉観光ガイドHP http://www.cityfujisawa.ne.jp/~ryokan/

江の島展望灯台HP http://www.enoden.co.jp/light_house/fun_gaiyou.html

備考:PJニュース掲載記事

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