特定保健用食品(トクホ)は本当に必要ですか?
テレビや電車内などで特定保健用食品(トクホ)の宣伝が大々的に行われています。種類があり過ぎてどれを摂ればいいのか迷ってしまうほどです。トクホは、その食品中の成分が、科学的試験結果に基づいて健康に有用な機能性があると国が認め、食品に所定のマーク表示を許可した食品です。
食の変化や生活習慣からバランスの良い食生活を送るのが難しい今日、不足しているものを補ったり、食事の中で他の食品と置き換えたり、調理の材料や調味料のひとつとして利用するなどして日常的に取ることが効果的だと言われています。有名人がモデルとなってテレビの宣伝は過熱する一方です。人がいいと言うからとか、何となく気休めになど、必ずしも自身が主体的に摂っていない人を見かけます。今購入したらお得、定期購入ならビタミン剤をプレゼントなど、テレビコマーシャルに踊らされ購入している人が結構いるのではと危惧されます。
トクホの有効性や安全性について懐疑的なのは筆者ひとりなのでしょうか。
本来、食べ物(魚・肉・野菜・果物・飲み物・調味料等)から必要なエネルギーやカロリーを摂取するのが最も理にかなっており、バランスよい食事と規則正しい生活習慣が身に付いていれば、トクホは原則必要ないものです。
厚労省の特定保健用食品の定義は「からだの生理学的機能などに影響を与える保健機能成分を含む食品で、血圧、血中のコレステロールなどを正常に保つことを助けたり、おなかの調子を整えるのに役立つなどの特定の保健の用途に資する旨を表示するものをいいます。」と記載されており、続けて「なお、医薬品と誤認されるような表示は薬事法により、公正な競争を確保し一般消費者の利益を保護する観点からは不当景品類及び不当表示防止法により禁止されています。」とあります。
トクホを飲めばこの様に効くとか、こうしたら副作用があるから注意とか記載できないことになっています。裏返せば、効くか効かないかは人による、薬ではないから副作用は関係ないといったところです。このため、飲めばばこうなるといった効用の数値表示はありません。
因みに、サントリーウエルネスonline(WEBサイト)の最下段に小さな文字で「健康のためには正しい食生活と適度な運動が大切です。食生活を補う食品として、1日の目安量を参考に、摂りすぎには注意しましょう。」と記載されています。
テレビコマーシャルでは、万人に効くとか、毎日飲むことで健康が維持されるといった風潮の宣伝(TVでは、必ず本人のご感想ですとのテロップあり)に踊らされず、もう一度、今摂っているトクホを見直してはいかがでしょうか。あなたにとって、そのトクホは本当に必要ですか?【了】
※PJニュース
http://news.livedoor.com/article/detail/5184403/
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