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2011年5月15日 (日)

「働きざかりの健康のために」横浜労災病院市民公開講座を開催

 14日、港北公会堂(横浜市港北区)で「働きざかりの健康のために」と題する講演会(主催:横浜労災病院)が行われました。テーマは、肺がんの予防と働く人のメンタルケアで、関心のある市民多数が聴き入りました。

●肺がんの予防と治療⇒禁煙に勝るものはない

肺がんの発症率は高齢者ほど高いといわれており、死亡率の高い疾患のひとつです。

人口統計調査(厚労省)によれば、がんの中でも「肺がん」の死亡率が急激に増え続けています。悪性新生物について死亡数・死亡率を部位別にみると、男性の「肺がん」は上昇傾向が著しく、1993年には「胃がん」を上回って第1位となり、1999年の死亡者数は、52、177人でしたが、2007年には、65、576人となっています。このペースで増加すると、2029年には10万人を超えると予測されています。

恐ろしい肺がんを予防するにはどうすればいいのでしょうか。呼吸器内科部長 森川哲行医師は、肺がんにならないための一次予防は「禁煙」しかなく、二次予防としては早期発見早期治療に勝るものはないとし、CT検診を勧めています。また、呼吸器外科部長 前原孝光医師によれば、手術の技術的進歩はめざましく、従来の開胸手術から胸腔鏡手術へどんどんシフトしており、適応さえしっかり押さえれば開胸以上の成績(原則:Ⅰ期症例)が得られるとの説明でした。この方法であれば1週間くらいで退院可能で、大幅なQOLの改善につながっているとのことです。

肺がん予防には、禁煙・バランスのとれた食事・適度な運動と早期発見のため定期的な検診が有効です。

●働く人のメンタルヘルス⇒1日決済主義へ

働きざかりの年代の人は様々なストレスを抱えていると言われています。特に中高年層の自殺は大きな社会問題となっています。ストレスを抱え込まないで快適な生活を送るにはどうしたらいいのでしょうか。

勤労者メンタルヘルスセンター長の山本春義氏(日本医師会認定産業医)は、ストレスからくる悩みや苦しみが2~3週間続くようであれば心のどこかに異常をきたしていると考え、専門医を受診することを勧めています。一般的に嫌なことや怒りなどは、一晩寝れば忘れるものです。また、ストレスが嵩じて鬱になっても、本人が気付かない場合があります。家族や同僚などのちょっとした助言が鬱の人を救うことができます。

山本医師は、【1日決済主義】を勧めています。多くのサラリーマンは常に週単位の生活を送っており、ストレスを引きずったまま1週間を過ごし、休日に気分の入れ替えができないまま、ブルーマンデイを迎えている人が多いそうです。結局ストレスを解消できず、悶々とした日々を送ることで鬱になり、それがこうじて自殺へと結びついています。【今日のことは、今日中に片づける】ことが、ストレスから抜け出る秘訣のようです。【了】

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