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2011年7月11日 (月)

ジェネリック医薬品の普及には薬価改定しかない!

 8日、日本ジェネリック製薬協会が発表した「平成22年度ジェネリック医薬品シェアについて」によれば、昨年度の後発品の数量ベースでのシェアは23.0%(前年度から2.7ポイント増)で、金額(薬価)ベースでみると、シェアは9.4%(前年度から0.9ポイント増加)であったと発表しました。

 このままいけば、来年度の政府目標である「数量シェア30%以上」を達成するのは極めて難しい状態です。これほど「ジェネリック医薬品の普及を」と呼びかけてきた厚労省も打つ手なしといったところです。

●啓発活動はもはや限界

 TVでのジェネリックメーカーの宣伝もあって、ジェネリックを知らない国民はほとんどいないでしょう。医師がジェネリックを拒否しないようなカルテの工夫に加え、健保組合や一部の市町村では独自の啓発活動を展開し、ジェネリックの積極使用を呼びかけてきました。努力の甲斐があって、普及に弾みがかかりました。しかし残念なことに、普及率が25%程度で頭打ちになっている状態です。

●医師だけを責められない

 ジェネリック医薬品の信頼性や安定性、種類の少なさや在庫などの問題、医師の新薬志向性などから医師がジェネリックを使用したがらないのが現実です。使っても使わなくても、医師にとってはどちらでもいいのです。その理由は様々です。定番の忌避理由を並べ立てても、医師達を責めても解決には近づきません。

●さらなる薬価改定が必要

 先の薬価改定でジェネリック医薬品関連の薬価が引き上げられました。その効果は顕著でした。結局のところ、医師が実入りの少ない処方を避けるのは道理であり、経済原則に基ることを裏付けました。綺麗ごとやお題目では解決できません。来年度の「数量ベースで30%以上」を目指すには、もう一段の薬価改定が必要なようです。ターニングポイントである「医師の決断」のレスポンスは、とてつもなく早いと思われます。【了】

■参考情報

日本ジェネリック製薬協会HP

http://www.jga.gr.jp/media/material.html

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