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2012年10月21日 (日)

盛り上がりに欠けた新横浜パフォーマンス2012

 20~21日の両日、新横浜駅周辺で「新横浜パフォーマンス2012」が開催されました。来場者数30万人ともいわれるこの催しですが、残念ながら今年は今ひとつ盛り上がりに欠け、華やかな「パーフォーマンス」を見ることはできませんでした。

 従来は良さ来い踊りのようなメインイベントが組まれ、歩道いっぱいに人が溢れるほどでした。今年は「花」となるものがなく、フラダンス・大道芸・太鼓・吹奏楽・お囃子などとB級グルメでした。その上、簡素な舞台やトレーラーの移動舞台を使うなど、力の入れ具合が例年とは違っていました。私たちでは窺い知れない事情があるのでしょうが、衰退の前兆でないことを願っています。

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     会場のひとつ、日産スタジアム特設ステージ。

それでも会場となった新横浜駅前西広場特設ステージはもちろん、日産スタジアム、新横浜公園、アリーナ通り・レンガ通りで次々に繰り広げられる珠玉の芸に惜しみない拍手が送られていました。

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     フラダンスとのコラボレーションの結果はいかに?

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     大道芸の会場は盛況で、数十名が妙技に見入りました。

例年、このお祭りが終わるとアリーナ通りの美しい落葉風景が見られ、本格的な冬の訪れとなります。【了】

※追記

港北経済新聞の報道とはだいぶ温度差がありました。どうしてこんなに違うのかな?

http://kohoku.keizai.biz/headline/734/

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2012年10月16日 (火)

患者の権利を考える!病院の医療安全体制はどこまで進んだか

 10月14日(日)、患者の権利オンブズマン東京の合宿研修会が飯山温泉「美登利園」(厚木市)で開催され、谷亀光則医師(前東海大学医療安全室長)よる「医療安全や苦情解決システムについて」と題する講演がありました。

 患者の権利オンブズマンは保健・医療・福祉分野における患者の苦情が患者の権利を擁護しつつ、患者・家族と医療従事者との誠実な対話を通じて、迅速・適切に解決されるよう相談員による相談・支援活動を行い、必要な場合オンブズマン会議による調査・点検・勧告などを実施し、保険・医療・福祉システムの改善と質の向上を図ることを目的とする団体で、自立支援を原則にしています。

 最近、大学病院や基幹病院を中心に「患者の権利尊重」を掲げ、医療安全部署を設置する医療機関が増えました。これは患者にとっては望ましいことで、看板倒れに陥ることなく機能を最大限発揮して欲しいと思います。「患者の権利」尊重の医療を積極的に取り組む、東海大学病院医療安全室に勤務した経験を谷亀(やがめ)医師独自の切り口で解説されました。患者側からすると、病院という密閉された組織を窺い知ることはなかなかできません。そこからは日々苦闘している姿が垣間見えてきます。

●医療安全体制

東海大学附属病院では他の部署と独立する形で医療監査部が設置され、定期的な安全委員会の運営を行っています。月次で開催されるのは、医療安全管理委員会、インシデント・アクシデントレポート検討会で、隔月ではリスクマネージャー会議やカルテ監査、医療サービス改善委員会などがあります。

検討された結果を元に周知徹底を促すため教育研修にも力をいれています。医療安全・感染防止セミナー(8・12月を除く毎月)、eラーニング、4病院医療安全連絡会(年5回)などで、4月9日には医療安全の日セミナーが開かれています。

●インシデント・アクシデント報告制度

2010年度のインシデント・アクシデントの届け出件数は5、489件で、その主なものを分類すると、処方・与薬(28.1%)、ドレイン・チューブ類の使用・管理(24.0%)、療養上の世話(10.3%)となっています。最も多い処方・与薬の内訳は末梢静脈点滴(過剰輸液)、内服(無投薬・未実施・忘れ)、中心静脈注射(過剰投与)などです。インシデント・アクシデントレポートの経時的分析から標準偏差の3倍を超える時は要注意として監視を強めています。

人間はミスを犯す、無事故が続くほど、自動化が進むほど、危険に対する警戒心や感性が低下する、新しい便利のものができると、必ずそれに伴う新しい危機管理が必要となる。このためには、ハード(施設・設備・機器)、ソフト(システム組織・マニュアル)、ヒューマン(教育・訓練・安全意識)を万全なものとしなくてはならないとの考えで、失敗を分析し、失敗を活用するとの観点から、届け出のあった報告を精査し日々の作業に反映させています。

●逃げるな!隠すな!嘘つくな!

もし医療事故が発生したら「逃げたい!隠したい!嘘つきたい!」と思うのが人間の心理です。自身が加害者となり目の前の患者が死亡したら頭が真っ白になって茫然自失・思慮不能となってもおかしくありません。しかしこんな時こそ沈着・冷静な判断が求められます。

このため、医療事故が起きてしまったら「逃げるな!隠すな!嘘つくな!」を徹底しています。また、隠蔽工作、情報操作・診療記録の改ざん、組織ぐるみの関与、マスコミに対する不適切な対応などを行うことで後からとてつもないツケが廻ってくることを教育研修を通して全職員に周知徹底を図っています。これは過去に起きた不幸な事故を教訓に導き出されたものと考えられます。

 患者(家族)への正直な説明と人間関係(Patient)、保健所への報告(Public)、マスコミへの対応(Press)、警察への届け出・特に死亡時(Police)の4Pが非常に大切であるとも述べていました。医療の世界ではどんなに万全な体制をとっても100%安全または結果が出るとは限りません。患者の権利を楯に医療過誤と称して吠え続ける一部の不埒な輩(モンスター)が医療安全スタッフの精神的な負担あるいは脅威となるようなことがあってはなりません。答えのない不毛の争いは双方にとって不幸なことです。【了】

■参考情報

患者の権利オンブズマン東京 http://kanjakenri.com/index.html

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2012年10月 7日 (日)

マンションの防災体制は万全ですか?自然災害に備えよう!

 10月6日、マンション防災セミナー(主催:大京アステージ)がパシフィコ横浜アネックスホールで開催されました。いつおとずれるかも知れない自然災害「大地震」にどう対応したら良いのか、管理組合として備えるべきことを整理するため参加しました。

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大地震が発生したらレスキュー隊(警察や消防、自衛隊)がすぐ駆けつけてくれるわけではない。少なくとも3日間は自分自身や家族、コミュニティの人々と共助で生き延びる必要がある。(撮影:宮本 聰 横浜港にて)

 地震記録を見ると直近10年間、日本国内でM7以上の大地震が25回発生しています。また、今後M7級の地震の起こる確率はほぼ100%とさえ言われています。地震は私達の命を奪い住まいを奪う大災害で、いつおとずれるかも知れない最大の恐怖です。最初に「災害に強い管理組合が行っていたこと」と題して、管理組合として、どう備えるべきか?実際に大地震が発生した時、どう行動すべきか?過去に多くの震災復旧を経験してきた管理会社から、具体的な対応事例の紹介がありました。中でも「災害に強い管理組合とは」に強い関心を持ちました。

●災害に強い管理組合とは?

7:2:1の原則 をご存じでしょうか?自助7(自身・家族):共助2(管理組合:自治会):公助1(行政機関)のことです。「大災害が発生したらわが身・家族は自身で守るしかない」ということを自覚し、事前準備をどの程度行うかを含め、全ては自己責任であると知るべきです。管理組合や管理会社、行政機関が何かをしてくれるという他力本願的な考えは捨て去ることです。他人さまが手を差し伸べてくれるのは発生から3日後~1週間後であることを自覚すべきです。これを前提にして、強い管理組合の実例紹介がありました。

①情報

情報手段の確保は重要です。各人が準備する携帯やラジオなどとは別に、管理組合が居住者相互の情報交換(できれば電気を使わない手段)ができるようにしておくことです。壁の張り紙に使うメモ用紙やマジック、テープなどは必需品です。紙の代わりにホワイトボード・ペンは消耗品が少ないので便利だそうです。

②準備

耐震診断、補強は最低限実施すべきです。備品として飲料水・食糧の確保、共用のテレビ、室内アンテナ、発電機(ガスボンベで使えると便利)の備え、役員専用のキーボックスの設置、損害保険への加入など予算に応じて最大限の用意が望まれます。

③コミュニケーション

日頃から各種のイベントを通じて、少なくとも住人同士が顔見知りである状況を作り出しておくことが大切で、知り合いであれば自然発生的に行動を起こしやすくなります。避難所で見も知らない人と夜明しをしなければならない時の心細さは経験者でなければ分からないそうです。

引き続き「防災士による占有部分の防災準備」で、いのちを守る予防とはなにか。災害発生時、あなたは本当に助ける側にいられるのか。防災士から具体的な事例をもとに説明があり、参加者は真剣なまなざしで聞き入りました。傾いたマンションから扉を蹴破るための 大型ハンマーやバールなどは威力を発揮してくれるそうです。

●管理会社に依存してはいけない!

大地震の時、管理会社が何とかしてくれるだろうと考えている人も多いでしょう。ところがどっこい管理会社は何もしてくれません。担当部長から「震災直後は管理会社は何もできません。様々な情報を提供し、震災に備えることをサポートすることが管理会社の務めです。」と明言されました。彼らも被災者のひとりになる可能性が高いのですから、当然と言えば当然かもしれません。マンションの住人それぞれに万一の場合どうするかを管理組合として具体策をまとめ、周知徹底(マニュアル化)しておくことが大切であることを痛感させられました。もっと大事なことは、日頃から住人とのコミュニケーションを深めておくことが何よりも大事なことです。その時、「どちら様でしたっけ?」では体制以前の問題です。

 思い立ったら直ぐに行動を起こしましょう。今日この時に発生するかも知れません。一度に全部と欲張らず、できることから始めましょう!【了】

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