« 2012年12月 | トップページ | 2013年2月 »

2013年1月30日 (水)

【My Photo】静寂

2013_01300014
(撮影:宮本 聰 2013年1月30日 小石川後楽園にて Canon EOS 60D f/8 1/100sec. ISO-100)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年1月28日 (月)

ジェネリックとの差額がすぐ分かります!JGAへGO!!

 日本ジェネリック製薬協会(JGA)のHPにアクセスすると先発薬(新薬)をジェネリックに替えた場合の差額がすぐ求められます。お手元にある先発薬名を入力すると、対象薬剤があればすぐ表示されます。以下はその事例で、高血圧治療薬であるノルバスク錠2.5mはジェネリック医薬品があり、薬剤費の年間差額が8、213~3、431円となることが分かります。幅があるのは薬によって異なるためです。

かんたん差額計算

にほんブログ村 病気ブログ 医療情報へ
にほんブログ村

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年1月27日 (日)

西洋医学と東洋医学のコラボレーション効果は期待できるのか?

 東洋医学で言う漢方治療に腰が引けるという方が未だ多いのではないでしょうか。近年、大学医学部に漢方の教育講座が設けられ、漢方の講義を受ける医学生も増えていると聞きます。しかしながら、まだまだ西洋医学と比べ認知度・普及度には格段の差があります。エキス剤や煎じ薬、ハリ・灸などは身近に感じるものの、それ以上でも以下でもない気がします。

 26日、横浜市立大学(横浜市金沢区)で平成24年度横浜市立大学エクステンション講座「かながわ健康フォーラム 漢方で元気に」が開催されました。漢方治療の役割を市民に広く知ってもらうことを目的に企画されたものです。最新の動向を知る良い機会と捉え受講しました。

2013_01260005

(写真:会場となった横浜市立大学福浦キャンパス へボンホール 男女半々、約150名が専門医の話に聴き入りました。)

●漢方治療のよいところ

循環器・腎臓内科学教室の畝田医師は、漢方は自覚症状を大事にできる、心身両面から人を診れる、体質が弱い人向きの治療がある、未病の時点で治療を開始できるとのメリットを強調しました。ただ、今後の漢方医療には、漢方らしさと科学的根拠の両立が必要であるとし、西洋医学との遊離性があることを必ずしも否定しませんでした。漢方らしさと科学性の両立は今もなお大きな課題として現存するようです。

リウマチ血液感染症内科の加藤英明医師は、西洋医学は「病名に対する治療」だが、漢方薬は「状態に対する治療」であるとし、その違いを述べていました。西洋医学のように、診察→検査→診断→治療というプロセスではなく、状態を見極めて治療を行うのだそうです。触った感じ、話の内容、聴覚・嗅覚、視覚、つまり形にならないものを診るということでした。これを四診といい、「証」を決定するといいます。 

消化器内科の稲森医師は消化管機能性疾患(よくわからないがなんとなく胃の具合が悪い状態=西洋医学的にはどこも悪くない)はメカニズムの解明が進んでおらず、患者も多く、著しく患者のQOL低下を招く病気で、例えば食道アカラシア(無弛緩症)では、漢方治療が有効であることを紹介しました。西洋医学では所見されない病気を漢方治療では治せるということです。 

不遜ながら、この違いを論理的に理解することはできませんでした。気血水を理解できない者にとっては神がかり的な医療が漢方医療なのかと感じてしまいます。決して漢方医療を否定するつもりはありません。しかし、日常的に西洋医療を可とする者からすると、東洋医療はベールに包まれたままであり、一般人を納得させるまでには至っていないのではないかと率直に感じます。信じる者のみ救われるが漢方治療と思いたくはありません。

●副作用ゼロではない

生薬だから副作用はないと思いがちですがある種のものは十分注意する必要がありそうです。大学病院泌尿器科の河路医師は薬物を調和させる働きのある甘草(かんぞう)を連用するとカリウムが下がり不整脈を招くこともあると述べていました。

一般的に漢方薬は、消化吸収しやすいように食前に服用することが原則ですが、胃腸の弱い人は、胃もたれ、吐き気、胸やけ、下痢などの胃腸障害が出やすいとされます。また、「麻黄」(まおう)という生薬は交感神経を興奮させる作用があるので、高血圧の人は控えたほうがいい場合があります。「朝鮮人参」も元気な人が使うと血圧が上がることがあります。

●得意・苦手とする疾患

循環器科、泌尿器科、消化器科、リュウマチ科などで有用とされる漢方治療ですが、疾患によってはあまり効果が見込めない病気もあるようです。

漢方薬が良く使用される病気には、アトピー性皮膚炎、花粉症とアレルギー性鼻炎、にきび治療、自律神経失調症など等慢性疾患の病気には絶大な効果を発揮すると言われています。一方苦手な病気には救急を必要とする病気、心臓病、脳血管の病気、がんなどの領域です。これらの使い分け(併用を含む)が最近注目されています。

●今後の課題

「東洋医学では師匠を持ちなさい」という言葉があるそうです。匠の技を盗みとるといった経験が不可欠という殻を抜けだせない限り西洋医学とのコラボレーションは難しそうです。質疑応答で漢方治療の今後の課題を問われ「西洋医学と東洋医学が合体することは難しいが、その溝を埋めるためのガイドライン作成が求められる」と述べていました。しかし、ベールに包まれた東洋医学を科学的に立証できない限り、ガイドラインは夢物語に終わってしまいそうです。

 率直な感想を言えば、漢方治療は東洋医学の域を出ていないという印象でした。また、講師の「そう思う」「と感じる」「だろう」といった表現が多いのが気になりました。西洋医学との連携を目指している意気込みは感じるものの、完全なコラボレーションには未だ時間がかかりそうです。【了】

にほんブログ村 病気ブログ 医療情報へ
にほんブログ村

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年1月25日 (金)

再発に怯えるがん患者に朗報か?がん幹細胞攻撃の治療薬

 手術はしたものの、いつ再発するかも知れない「がん」に怯えながら生活する患者さんがこの世の中にたくさんおられます。確かに外科手術や化学療法、放射線療法や免疫療法等、がん治療の研究開発はめざましい進歩を遂げています。ただ、めざましい進歩といっても昔に比べてのことであり、多くのがんでは延命治療の域を脱しているわけではなく、3年生存率・5年生存率がどうのという段階にあることは周知の通りです。

 ここにきて俄かに脚光を浴びてきたのが、がんを作り出すと考えられている細胞「がん幹細胞」を直接攻撃する治療薬です。話題の新薬は、がん幹細胞に特有のタンパク質の働きを止め、細胞を死滅させる効果があるということで、海外の臨床試験では、重い副作用がないことやがん細胞の増殖を抑える効果が確認できたとしています。言わば、がん細胞の根っこをたたく薬であり、この技術が確立すれば患者はもとより多くの国民のがんに対する不安を解消することができるでしょう。しかし、臨床試験申請段階にあるこの新薬も、がん治療薬特有の強い副作用が本当にないのか等を含めこれからの段階です。さんざん議論されてきたドラッグ・ラグの問題をクリアして、早期に薬価収載されることを望みたいと思います。

 一部の製薬メーカーで大腸がんをターゲットにした新薬の開発が進められています。また、この技術に注目する製薬会社も多く、研究開発が加速しそうです。早ければ2016年にも実用化されそうです。夢の新薬に期待しましょう。【了】

■参考情報

がん再発防止の新薬 臨床試験申請へ NHK NWES web

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130124/k10015026331000.html

にほんブログ村 病気ブログ 医療情報へ
にほんブログ村

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年1月21日 (月)

いよいよ始まる老齢厚生年金の受給開始年齢の引上げ

 14日、厚生労働省が「特別支給の老齢厚生年金の受給開始年齢の引上げが始まります。」という以下の公告をしました。

 【年金に1年以上加入していた方は、現在60歳から65歳になるまで「特別支給の老齢厚生年金」を受け取れますが、平成25年度に60歳になる男性から、段階的に受給開始年齢が引き上げられます。ただし、年金事務所で「繰上げ請求」をすれば、受給開始年齢よりも早く年金を受け取ることができます。なお、様々な注意点もありますので、詳しくは、お近くの「年金事務所」などにご相談ください。】

 65歳まで働ける環境づくりを目標に高齢者雇用の施策が未だ議論の途についたばかりにも関わらず、老齢厚生年金の受給開始年齢が引き上げられます。経験した人でないと分からない、無収入の状態がどういうことかを肌で感じる時が間もなくやってきます。また、繰り上げ請求をすれば早く受け取ることができることになっていますが、大幅にカットされる仕組みになっており、先取りは後のち自らを苦しめることになるかもしれません。その時になって後悔しないためにも、平成25年度に60歳となる男性は直ぐにでも対策を講じることをお勧めします。【了】

■参考情報 政府広報オンライン

http://www.gov-online.go.jp/useful/article/201301/2.html

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年1月13日 (日)

赤レンガ倉庫で「横浜消防出初式2013」を開催

 13日、横浜赤レンガ倉庫(横浜市中区新港1)で「横浜消防出初式2013」が開催されました。防災意識の向上と知識の啓発、横浜の災害対応力の披露を目的とした恒例のイベントで、救助デモンストレーションや消火器体験などが行われました。

2013_01130031
快晴に恵まれたみなとみらい地区には、3連休とあってか大勢の観光客でごった返しました。桜木町駅から赤レンガ倉庫まで数珠つなぎの人波でした。

2013_01130005
普段あまり経験することのない消火器体験や煙体験、地震体験、救助体験、消防車の乗車体験、防火衣着装体験に加え、一斉放水、航空救助訓練などが披露されました。

2013_01130008
古式消防演技(木やり・まとい振込み・はしご乗り)、消防服をショースタイルで紹介する「YFBコレクション」、和太鼓演奏、消防音楽隊による演奏など大人から子供まで楽しめる催しとあって、家族連れを中心に終日賑わいました。

2013_01130037
体験した消防訓練を、もしもの時に役立てて欲しいものです。【了】

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年1月12日 (土)

70~74歳も医療費窓口負担は2割負担を!高齢者の底力を示せ

 自民・公明両党は、本来2割で現行1割に軽減している70~74歳の医療費窓口負担について、この春からの2割負担実施を見送る方向のようです。70~74歳の医療費窓口負担は、08年度に法律で1割から2割に引き上げられました。しかし、当面は特例として1割負担とするという暫定措置を継続してきたため、年間に必要な財源約2000億円が毎年補正予算で手当されています。

 この措置を決めた背景にはいくつかの要素があることは承知していますが、いつまでもこの不公平を放置するわけにはいきません。どうして特定年齢層だけが1割負担なのかを問われたら明快に答えられる人はいないでしょう。一説には参議院選挙を控えて当該者からそっぽを向かれるのを恐れ、2割負担にしたくともできないのだそうです。こんな理不尽なことがまかり通っていいのでしょうか。新政権に移った現在、過去のしがらみから早く抜けだすべきです。やむを得ない事由のある人を除き、70~74歳の高齢者も相応の負担をすべきと考えます。因みに、現在当該年齢者が直ぐ負担増となるわけではなく、新たに70歳になる人からが対象とされています。筆者もその一人です。

 高齢者がいつまでも国の庇護に頼らず生きていく姿を若者に示す時がきています。実利を良しとするするばかりでなく、高齢者自ら法律遵守(2割負担)に手を挙げる人が出てくることを期待します。【了】

にほんブログ村 病気ブログ 医療情報へ
にほんブログ村

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年1月10日 (木)

【My Photo】定番スポット

2013_01090003
(撮影:宮本 聰 2013年1月9日 海ほたるにて Canon EOS 60D f/11 1/125sec. ISO-100)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

かながわ散歩みち(27)新春の野毛界隈

 新たな年、2013年を迎え初詣客でごった返した街も松飾りが外れると急に静かになります。晴天に誘われて新春の街を散策することにしました。今回のコースは、JR桜木町~野毛山商店街~横浜成田山~野毛山展望台~伊勢山皇大神宮~横浜能楽堂~紅葉坂~桜木町駅までのかながわ散歩みちです。小高い丘の上に立つ伊勢山皇大神宮と野毛展望台からはみなとみらい地区を一望することができます。

■野毛山商店街

 レトロチックな街並みが残る独特な雰囲気漂う下町の商店街です。桜木町駅を挟んで、近代的なみなとみらい地区とは対照的な街並みで、古くから野毛大道芸が行われることで知られています。区画整備された町にはたくさんの飲食店が立ち並び、夜ともなると提灯が浜かぜに揺られ酔客が闊歩しています。昔のような怪しげな店はなく、家族連れで出かけても安全です。

2012_12310008

【道案内】JR桜木町駅改札を出て、みなとみらい地区とは反対方向に出ます。花咲町2丁目の交差点を左折、プリーズベイホテル前通って川の手前を右折すると野毛本地区にでます。

■横浜成田山

 家内安全,商売繁昌,方難消除,厄難消除,交通安全で知られる横浜成田山です。もっか記念事業工事のため、ご本尊が仮本堂(成田山水行堂)へお移りになっているそうです。このため一部を除き工事中です。2015年には荘厳な新本堂がお目見えする予定です。

2012_12310012

【道案内】本通りを直進し野毛3丁目交差点を右折、野毛2丁目の交差点を左折、看板に沿ってさらに左折すると横浜成田山があります。

■伊勢山皇大神宮

 言わずと知れたハマっ子の初詣場所としてあまりに有名です。高台にあり急な坂道や階段を登りきったところにあります。関東のお伊勢さまと親しまれる当宮は神奈川県の宗社であり、横浜の総鎮守とされています。神前結婚式を行うカップルも多く、横浜の穴場的な存在ともなっています。

2012_12310014

2012_12310017_6

2012_12310018

2012_12310021【道案内】野毛山動物園を周回する形で進むと、戸部1丁目の交差点へ。交差点を渡り直進した右手に伊勢山皇大神宮があります。

■横浜能楽堂

 能楽専門の公演場で、 公益社団法人横浜市芸術文化振興財団が運営しています。横浜能楽堂では幅広い観客に能・狂言の本質を知ってもらいたいと、多様なニーズに応える事業を実施しています。「勝手に決めました 毎月第2日曜日は狂言の日」をキャッチフレーズに毎月開催している「横浜狂言堂」がそれです。多様なニーズに応え敷居を低くをモットーに、多くの市民が足を運んでくれることを期待しています。

2012_12310028

【道案内】神社を出て紅葉坂を下らず直進、右手の県立図書館向かいに能楽堂があります。元に戻り坂を下りると国道2号線に出ます。

■野毛山展望台

 野毛公園内にある、新しくリニューアルされた展望台からはみなとみらい地区を一望することができます。だらだら坂の上りは結構きつく、展望台に着くころには心地よい汗をかいていました。昼間も眺望が開けていますが、夜景はもっと綺麗に見えることでしょう。夏場にもう一度来たい場所です。

2012_12310031_2

2012_12310037

【道案内】成田山を出て、さらに直進すると野毛坂に出ます。横浜市立図書館を過ぎ、野毛山公園に入り、標識に沿って展望台に向かいます。

コース全長約5Km、万歩計8750歩、所要時間約2時間、消費カロリー450Kcalでした。【了】

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年1月 8日 (火)

認知症相談ノートをゲットしよう!第一三共が無料配布中

 第一三共㈱が認知症を持つ家族向けに「認知症相談ノート」を無料配布中です。日々の行動を書きとめるもので、受診する際の医師とのコミュニケーションを深め、より適切な医療を受ける手助けになります。TVコマーシャルでご覧になった方もおいでかと思いますが、相談ノートを利用して受診する風景が映し出されています。口だけで言おうとしてもなかなか思うように伝わらないものです。ご利用をお勧めします。

Ind_noteimg
内容は、「はじめに」から始まり、「受診にあたってのメモ、日々のメモや記録、相談窓口、ご本人のこと」等を記載するようになっています。

相談ノートの入手はフリーダイヤル0120-501-080まで。個人の受付は2013年2月末までで、毎日9時~21時まで受け付けています。【了】

■参考情報

いっしょがいいね+com.

http://www.isshogaiine.com/note/index.html

にほんブログ村 病気ブログ 医療情報へ
にほんブログ村

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2013年1月 6日 (日)

50歳を過ぎたら定期的にPSA検査を!

 5日、横浜市立大学市民医療講座 「前立腺がんの診断と治療」が横浜情報文化センターで開催されました。定員230名の会場は、関心のある中高年(60歳以上の男性が90%以上)で満席となり、講師の話に聞き入りました。学術院医学群 附属市民総合医療センター 泌尿器・腎移植科准教授  三好康秀医師から前立腺がんの最新医療について聞くことができました。

 前立腺がんというと、男性特有の高齢者に多い病気のためかあまり関心を示さない人が多いようです。際立った症状が表れにくいこともあり、発症してから「しまった!」と思う方が多いのが前立腺がんです。特に夜間頻尿や尿意切迫、排尿困難などの自覚症状があった場合には老化と軽く考えず、前立腺がんを疑ってみることが必要です。

●定年を意識したら定期的にPSA検査Osv0090_aaa_2009
前立腺がんは、罹患率及び死亡率共に年々増加しており、死亡率は大腸がんや膵臓がんに迫る勢いです。年齢別罹患率をみると、ピークは75歳から80歳で、50歳を超えた頃から段階的に増加しています。定年年齢に達したころに忍び寄るサイレントキラーとも言えるでしょう。さあこれからという時に襲ってくる前立腺がん、超高齢化社会を生き抜くためにも前立腺がんの定期検診は必要不可欠です。

●PSA検査は本当に有用か

PSA(前立腺特異抗原)検査の有用性について議論があるところです。筆者記事「PSA検査は有用なのか!?国民には分からない賛否両論」※で述べた通り、厚労省の研究班は集団検診には勧めないとし、日本泌尿器学会は推奨の姿勢です。日本泌尿器学会専門医・指導医である講師の三好医師は、「50歳を過ぎたら定期的にPSA検査」を受けることを推奨しています。米国政府の予防医学作業部会の「健康な人が検査を受けることを推奨しない」との報告に関しては、米国内での特殊な事情(データ取り扱い・医療費抑制)があり、それに厚労省が乗った経緯があるとの見解を述べていました。

●PSAは特異性に問題

筆者は、腫瘍マーカーとしてのPSA(Prostate Specific Antigen)の特異性が低いことに問題があると思います。PSA値判定の目安として、正常(4ng/ml以下)・グレーゾーン(4.1-10ng/ml)・がんの疑い(10.0ng/ml以上)があります。横浜市大のPSA値とがんの陽性率(n=335)は、PSA4~10で34%、10~20で48%です。これを48%も見いだせると考えるか、48%しか見いだせないと考えるかです。検査の結果がグレーゾーンと出ても、がんの陽性率は僅か34%で、偽陽性を含めると特異性が高いといえるのか疑問です。「PSA高値=前立腺がん」という盲信が、一般の人に限らず医師の間にも常識となっています。私達は腫瘍マーカーが万能ではないことを理解しておく必要があります。

 要は、臨床に供する前立腺がんの検査(血液検査)としてPSAしかないことから、「PSA検査を勧めるしか選択肢がない」ということであって、更に特異性の高いマーカーが発見されればとって代わられるでしょう。そんな日を待ちたいと思います。【了】

備考:※http://s-miyamoto.cocolog-nifty.com/nlc28m02/2011/10/post-ade3.html

にほんブログ村 病気ブログ 医療情報へ
にほんブログ村

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2012年12月 | トップページ | 2013年2月 »