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2013年9月17日 (火)

転職支援にビッグデータを利用!

 転職支援会社が登録者のビッグデータを利用して、転職支援の成功率を上げる取り組みを始めたことが伝えられました。

「人材サービス会社が転職支援にビッグデータの活用を始めている。過去に転職した何万人分もの履歴を生かし、転職に成功しやすい技能や職歴などを類型化。より企業の希望に適した人材を紹介できるようにする。転職希望者が実際に転職に成功するのは業界全体で1割程度。これまでは窓口となる営業担当者の経験に頼ってきたが、ビッグデータの活用でマッチング精度を高める。成約率の向上が期待できそうだ。(2013/9/17日経新聞)」

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 転職支援会社は、企業側の求人ニーズを営業が聞き取り、登録者の中からキャリアコンサルタントが推薦する適任者を紹介するパターンがほとんどです。求人票に表れない企業側のニーズをいかに取り込めるかが営業の腕であり、登録者のデータからその潜在的可能性を嗅ぎとり、いかに付加価値を見出せるかがキャリアコンサルタントの重要な仕事です。俗にこれをマッチングと言います。優れたコンサルタントとはこのマッチング成功率が高い人を指します。

 今回、ビッグデータを目的に沿ってより客観的に候補者をピックアップできることになれば、転職支援の効率は高まるものと考えられます。そこで問題となるのがビッグデータの分析内容です。誰しも考える年齢、男女、学歴、資格、経験年数などは簡単に拾い上げることができます。それでは、今までの方法と何ら変わらず意味がありません。また、これらのデータを入力すれば候補者を絞り込むシステムは現存し、どこの支援会社でも利用しています。

 企業が求める中途採用者の求人3大要素である、①経験②能力③スキルをいかに統計処理できるかにかかります。どういった枠組みで何を引き出すかで全く違った結果が出てくるものと思われます。例えば経験を例にとっても、単に年数ではなく、企業側はどのように関わってきたのか具体的な内容を求めてきます。また、その間にどのような実績を残せたかを示す必要があります。コミュニケーション能力に至ってはかなり難しいテーマです。因みに英語のコミュニケーション能力は、TOEICの点数では本当の実力を評価できません。同様に自動車運転免許資格をもっているだけではダメで、いかに安全且つ効率よく運転できるかが問われます。これらを客観的に数値化できるかが鍵になりそうです。

 ビッグデータを転職支援に利用するのは「言うは易し行うは難し」、そう簡単ではない気がします。目論見通りのシステムが完成すれば転職希望者、求人企業、転職支援会社にとって画期的な出来事となるでしょう。期待半分、懐疑心半分です。【了】

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2013年9月 9日 (月)

盗んだ医薬品を買い取った業者はお咎めなし?

 北海道にある病院で、元薬剤師が盗み出した抗がん剤などをインターネット業者に転売し、借金の返済に充てていたという事件がありました。薬剤師ともあろう者が職場から医療用医薬品を盗み業者に売るなど言語道断な出来事に唖然とします。

 【渡島管内森町の町立国保病院(川崎和雄院長)に勤務していた元薬剤師が、病院の薬を横流しして、本州の業者に転売して利益を得ていた問題で、森署と函館方面本部捜査課は8日、業務上横領の疑いで、同管内七飯町鳴川5、元薬剤師村上恵一容疑者を(56)を逮捕した。逮捕容疑は、同病院の薬剤師として勤務していた2011年9月から12年10月にかけて、病院で保管する抗がん剤や認知症治療薬など、約550万円相当の医薬品を不正に持ち出して石川県のインターネット医薬品販売業者に売却して利益を得た疑い。同署によると、村上容疑者は「間違いありません」と述べ、容疑を認めているという。2013/9/9 どうしんウエブ 北海道新聞】

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 腑に落ちないのは、この盗んだ医薬品を購入した業者はどうしてお咎めなしなのでしょうか?表に出た被害額は氷山の一角で、この数倍にも及ぶ医薬品を買っていたと思われ、盗品であることを承知の上で「仕入れ」ていたものと推察されます。「盗んで売った元薬剤師も悪いが、盗品を買った業者はもっと悪い」、医療用医薬品を儲けの道具として扱っているこの業者には医薬品販売業者の責任の重さや、良心のかけらもない悪徳業者としか思えません。窃盗幇助ないしは共犯で取り締まることはできないのでしょうか。加えて、インターネット上では個人輸入代行業者(特に香港などアジアを拠点とする業者)が暗躍し、暴利を貪っています。医療用医薬品が闇から闇へと流れる構図はどうみても不健全であり、当局のさらなる取り締まり強化を望むものです。【了】

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2013年9月 4日 (水)

【My Photo】夏の終わりに

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(撮影:宮本 聰 2013年9月3日 三保の松原にて FinePix HS10 f/6.4 1/750sec ISO-100)

お馴染の「三保の松原から臨む富士山」は残念ながら活写できませんでした。目線を転じると「入道雲の富士山」が海に映え、その素晴らしい景色に心和む思いでした。

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2013年9月 1日 (日)

複合災害に備える!今日は防災の日

 「日中の最高気温が38℃に達した横浜で午後に天候が急変、落雷による停電が発生したため市内50,000世帯に影響が出ました。また、市内各所で1時間に100ミリを超える近年にない猛烈な雨に見舞われ、特別警報が出されました。鶴見川の一部が氾濫、付近一帯に大水害をもたらしています。お住まいの方々はこれからの気象情報に充分ご注意下さい。」

刻々と水量が増す中、地震警報音と共に以下のニュースが流れました。

 「今日17時10分ごろ、静岡県△△市を震源地とするマグニチュード8.0を超えると思われる大地震が発生しました!みなさん、急いで身を守る行動をとって下さい!沿岸部にお住まいの方は間もなく大津波が押し寄せます!早く逃げて下さい!」絶叫するアナウンサーの声がうわずっています。

これは、複合災害のフィクションで、考えただけでも身の毛がよだつ思いがします。

(防災の専門家は「今の日本も、複数の自然災害が重なって被害が大きくなる『複合災害』の危険度が高まっている」と指摘する。 日本列島は地震の活動期に入ったとされ、地球温暖化や都市部のヒートアイランド現象の影響で局地的豪雨や猛暑、干魃(かんばつ)などの極端な気象が頻発する傾向が顕著になっているからだ。2013/9/1産経新聞)

 9月1日は防災の日、各地で防災訓練が行われています。新聞各紙も特集記事を組み大々的に伝え、防災への準備を呼びかけています。日頃私達は、猛暑・大雨・洪水・氾濫・がけ崩れ・落雷・豪雪・雪崩・地震・津波など単体として考えがちです。これらが同時に出現する可能性が低いから当然なことです。筆者が知る限り、まさか大雨で洪水が発生している最中に地震は起こらないだろうと思ってきましたし、幸いにも今まではありませんでした。

 ところが最近の異常気象から、これらの事象が複合的に発生することが十分考えられる状況になってきました。中でも「猛暑と豪雨」に「地震と津波」が加わる可能性は大です。災害対策はこれでいいというものはありません。身の丈に合った準備をしましょう。保険と一緒で、ないよりはある方がいいに決まっています。

各家庭で今一度防災対策を考え直す日が9月1日です。【了】

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