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2013年11月14日 (木)

MRの過度な訪問規制に疑問

 ある調査でMR(医薬品情報担当者)の訪問に規制をかけている医療機関(主として病院)が全体の80%にも及ぶとの結果が発表されました。最近の利益相反問題に過度に反応して一層出入りが厳しくなったように感じます。

 訪問規制の内容は、訪問時間を規制及び院内の訪問エリアを規制するところが多く、一部ではアポイント制を取り入れています。その理由としては、「利益相反の疑念を持たれる行動が一部にあったため」、「医局内への入室を守れないMRが出てくる」、「業務への支障や対応が困難」など、MRの行動、活動の内容を問題視したためとしています。

 医師にとっては貴重な情報源であるMRを過度に締め出すのは自らの首を絞める結果にならないか心配です。利益相反の疑いを持たれるのが嫌でMRの訪問を規制するなど以ての外です。そんな病院は脛に傷を持つ病院ではないかと疑いたくなります。正々堂々と行動規範に従っていれば何も問題はないはずです。

 確かに様々な医学情報を企業のホームページやインターネットから容易に入手できるようになりました。しかし、公告や俗に言うネット上の医学情報は限られる上に周知な内容でしかなく、公告できない情報こそが最新医療に係る医師にとって必要な情報なのです。MRが独自の最新情報を持たずして医局を訪問できるほど受け入れ側は暇ではありません。

 一方でこんな別の記事もあります。保険薬局への訪問実態の結果は、訪問の量が「ファイザー」、質は「アボット・ジャパン」、量X質は「大日本住友製薬」でした。実態調査が行われるほど、保険薬局にとってはMRが重要な情報源であることの証です。これらの企業はもちろん、全ての製薬会社は医師にとって必要且つ貴重な情報を提供しています。これらの医師を通じて患者は恩恵を受けており、MRをシャットアウトして得るものは何もありません。

 利益相反に怯えるあまり、MRの過度な訪問規制は病院にとって、さらに医師や薬剤師にとっも意味のないことを悟るべきです。【了】

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