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2016年12月15日 (木)

みんなで認知症高齢者を助け合う社会をめざして

定年退職後の8万時間とも言われる余暇をどう過ごすかはサラリーマンにとって永遠のテーマでしょう。筆者もご多分に漏れず、あれこれ模索しているうちに既に数年が経過しました。そんな折、認知症キャラバンメイト・ボランティア募集の広報が目に留まりました。それは、国が進めるオレンジプラン(認知症高齢者を広く社会で助け合う制度づくり)に沿って、認知症サポーター養成講座を受け持ち、広く一般のみなさんに認知症を知ってもらう啓発活動を行うことでした。

現役時代、長らく外資系製薬会社に勤務し、採用や社員研修を担当したこともあって、少しはお役に立てるかと早速所定のキャラバンメイト講習を受講することにしました。2日間ほどの講習でしたが、無事修了資格を得て実践に臨むことになりました。

講座の受講対象は小中学生・高校生、自治会役員、企業社員、一般社会人など多岐にわたります。このため、受講者によって講義の説明内容や話し方を変えたり、最新情報を追加したりとそれなりの工夫が求められます。そこは昔取った杵柄、臆することなく講義を続けています。先月の活動スケジュールをみると、地域ケアプラ支え合い連絡会役員(30名)、港北区区食生活指導員(50名)、高等学校生徒(20名)と結構忙しい毎日を過ごしています。

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     (写真:地域自治会役員を対象にした認知症サポーター養成講座の様子)

その学校でのやりとりです。

「先生、認知症は歳をとると誰でもなるんですか」

-全員が認知症になるわけではありません。ただ、歳を重ねるほど認知症になり易いと言われています。

「どんな症状が多いんですか」

 -例えばアルツハイマー型認知症だと記憶障害(覚えられない・忘れる等)の発生頻度が高いと考えられています。

「徘徊を防ぐ方法はないのですか」

-残念ながら防ぐ方法はありません。患者さんに優しく付き添うことが大切です。対応によっては徘徊を防ぐこともできます。

等々、活発な質疑が行われました。

養成講座を通して、認知症に対する理解が深まればこの上ない喜びであり、何にも増してお金に代えがたいボランティアの醍醐味です。

講座では「皆さんが認知症を正しく理解し、偏見を持たず、認知症の人や家族を温かく見守り、自身でできることを行動する」ことが今求められていることをお話しています。認知症サポーターがひとりでも多く増えることで、認知症になっても誰もが安心して暮らせるまちづくりにつながるものと確信しています。

活動を通じて認知症の理解者が増えるよう、今後も認知症キャラバンを続けるつもりです。老人である筆者が若い人や同世代に情報発信することに意味があると考えています。なぜか?それは、70歳過ぎても元気でいる自分の姿を皆さんに伝えたいと思うからです。活動を始めて丸2年経ちましたが、これこそ認知症予防の最たるものと自分に言い聞かせています。

これからも、「みんなで認知症高齢者を助け合う社会の実現」をめざして微力を注ぎたいと思います。【了】

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2016年12月11日 (日)

あなたはどっち?高齢者免許証制限対策

 最近、高齢者の交通事故が頻発して大きな社会問題になっています。その多くはブレーキとアクセルの踏み間違いと伝えられています。認知機能の衰えと共に高齢者(特に75歳以上)の免許規制といった話がちらほら上がっており、巷では喧々諤々です。事故の多さから高齢者の免許証更新(または取得)は今後ますます厳しさが増すものと考えられます。

 5日付産経新聞で面白い記事を見つけました。【高齢者の重大事故対策、「年寄りだけを目の敵にするな!」と木村太郎さん 「そこまで言って委員会」が議論】なるもので、年齢で区切るべきではないと木村太郎氏(ジャーナリスト)や田嶋陽子氏(前参議院議員)が主張、宮家邦彦氏(元外交官)やフィフィさん(タレント)は一定の条件付きで何らかの制限を加えるべきではないかと提案しています。司会の辛坊治郎氏いわく、番組で75歳または80歳など何らかの年齢制限をしてはどうかと話したところクレームでえらい目にあったと語っています。

 都会に住む人にはわからない、車社会そのものの地方生活者からは単に年齢で仕切ることには反対であるということは誰しもが認めるところでしょう。かといって交通事故多発をこのままほっておくべきかと言えば何らかの対策を講じる必要があることに異論はないでしょう。

 記事の中で、『辛坊さんによってベストアンサーに選ばれたのは、作家の竹田恒泰さんが提案した「高齢者はマニュアル車限定」という回答』が一番中立かつ実現可能な案と思うのですがいかがでしょう。目を移すと、2025年問題としてクローズアップされている団塊世代が全員75歳以上になり社会保障のあり方が大きな課題として取り上げられています。これに後期高齢者免許証更新問題を付け加えてはいかがでしょう。

 マニュアル車で免許証を取得した現在の高齢運転者に、マニュアル車限定と付帯条件を付けてはどうかというものです。シフトレバーを操作しなければ発進もバックもできず、アクセルとブレーキを間違えても事故の危険はかなり低下します。言い換えると、前進・バックのレバーを確認することで操作の確実性が担保されます。最近の事故例を分析するとその多くが駐車場への入庫ないしは出庫がほとんどです。また、その都度レバーを操作となれば認知機能や身体機能の向上にもつながり認知症予防の可能性もあります。

 高齢になってからの交通事故は本人にとって人生最大の難局となります。事故に対する懺悔の念や心痛に加え、雪崩のような賠償が襲ってきます。おそらく生き地獄となるでしょう。なんとしても高齢者の事故をなくしたい。全ての人が知恵を出し合い、「2025年問題」として捉えて欲しいものです。なお、筆者は70歳を前に免許証返納制度に応じ、今はもっぱら公共機関を利用しております。【了】

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2016年12月 1日 (木)

【My Photo】今年の秋模様

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 30日、ほどよく色づいたもみじを求めて横浜屈指の名所「三渓園」に足を運びました。平日にもかかわらず紅葉狩りを楽しむ大勢の人で賑わっていました。このシーズン特有の、素晴らしい景色をバックに結婚記念の写真を撮るカップルも数組見られました。今年、見納めのもみじとなりそうです。(横浜 三渓園にて)

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